高齢者におすすめする補聴器を4選ご紹介します。
日本は高齢化が進んでおり、加齢によっておこる老人性難聴等によって聞こえづらい状況について多くの方が聞こえの悩みをもっています。補聴器を利用することで聞こえの悩みは改善しますが、補聴器は高価なイメージがありますし使い方が難しいと思う方も多いようです。
しかし、補聴器を利用することで聞こえは改善されて日常の安心できる生活を送ることができますし、難聴による聞こえの改善は認知症の予防にも大きく貢献します。補聴器のメリットは大きいですね。
ここからは高齢者におすすめの補聴器選びについて説明したいと思います。
まずは病院を受診しよう
まず補聴器を選ぶまえに耳鼻科に行き診察をうけましょう。病院では聴力検査をおこないあなたの聴力を検査してもらえます。聴力検査をすると聞こえの状態がわかり、難聴なのかが診断でわかります。難聴により治療をおこなえば回復する場合もありますが、もし補聴器が必要と診断をうければ補聴器を検討するのがいいでしょう。
老人性難聴について
高齢者と関わりがある難聴の一つに老人性難聴があります。老人性難聴または加齢性難聴とよばれる年齢とともに聴力が低下しておこる難聴です。
老人性難聴は年をかさねるにつれて誰もがおこるわけではなく、高齢の方でも健聴の方はいらっしゃいます。
老人性難聴の原因
老人性難聴の原因は、加齢によっておこる聴神経の減少によりおこります。耳の内部にある蝸牛神経は年齢とともに減少する傾向にあり、神経細胞はなくなると元にもどりません。
また、認知機能がおとろえ言葉の理解力にも影響します。
老人性難聴の症状について
老人性難聴の症状は高音域の聞きとりが弱ってくることが多く、高い音には子音の成分が含まれており言葉がハッキリ聞こえないことや聞き間違いがおきやすくなるんです。たとえば「たかい」を「あかい」と聞き間違えたり、「さかな」を「たかな」と聞き間違えるなどが日常会話の中でおきてしまいます。
老人性難聴になると会話の中で聞き返しが増えてしまったり、話の内容がわからないまま相槌をうってしまうなどコミュニケーションに強く影響が出るんです。
高齢者の補聴器の選び方
高齢者の補聴器選びで大事なのは聴力に適していることや、ご自身で扱えるかどうかはモチロンですが使える機能にも目をむけたいですね。
テレビの視聴など趣味にも使える補聴器もあるので要望にあう補聴器の種類を選ばなければいけません。
補聴器の価格帯ですが、あらかじめ予算を決めていただき、決めた予算内で用途にあう補聴器をお選びください。
補聴器の種類
高齢者におすすめな補聴器の種類ですが、耳あな型補聴器が着けるのが一番カンタンでほとんどの方に扱えるでしょう。耳かけ型補聴器は耳にかける動作と耳に入れる動作があるので、手元がうまく扱えないと着けるのに一苦労ということがありますね。電池式か充電式でも扱いやすさに違いがあるので自分の使いやすいタイプを選びましょう。
あまり体が動かせない方には扱いもカンタンなポケット型補聴器も選択にいれるのもいいでしょう。
補聴器の価格
補聴器の価格はピンからキリまであり、片耳50,000円程度から500,000円以上する補聴器と差があります。補聴器の価格帯の違いは使える機能や音質です。高額になるにつれて雑音が少なくなったり、音質がよりクリアになるなど違いがあります。
補聴器は試聴をしたりレンタルもできるので試したうえで予算内の補聴器を選びましょう。
補聴器の用途
高齢者の方が補聴器を選ぶときは使う場面や補聴器の用途についても考えなくてはいけません。アクティブであればある程度の雑音抑制ができる補聴器やテレビをよく見るのであればテレビの音声を直接補聴器で聞けるモノを選んだり。
用途にあっていない補聴器を選んだ場合はうまく補聴器を扱えないかもしれませんね。
高齢者におすすめの補聴器
高齢者にオススメな補聴器をご紹介していきます。今回は当店でも高齢者に人気がある補聴器を4機種ピックアップしました。補聴器選びの参考にご覧ください。
フォナック補聴器 バートM30-312(Phonak Verto M30-312)
- スイス
- 耳あな型
- 2年保証
- 312電池
- ワイヤレス通信あり
フォナック補聴器のマーベルシリーズから新しくリリースされた耳あな型補聴器は中継機ナシでワイヤレス通信ができる最新のモデルです。
最新の機能を搭載したオーダーメイド補聴器は新しいスタイルを提案してくれます。
オートセンス機能による自動音質切り替えが可能で、快適性の高い音質で聞こえをおぎなってくれます。
バートM30-312のポイント!
- 高音質な聞こえ
- Bluetooth通信が可能
- テレビコネクターDと連動可能
- IP68の防水・防塵
- ロジャーダイレクト搭載
- スマートホンがリモコンがわりに
片耳市場価格相場 | 218,000円(当店価格はお問い合わせください) |
電池寿命 | 50~75時間 |
適応聴力 | 軽度難聴~重度難聴 |
指向性 | ウルトラズーム指向性 |
チャンネル数 | 8ch |
オススメ度 | ★★★★ |
スタッフのレビュー
フォナック補聴器バートM30-312は高齢者に適した扱いやすさ、面倒なスイッチ切り替えが不要なオートマチックモデル、ワイヤレス通信が使えるのでテレビの視聴や携帯電話での通話もラクなのがオススメなポイントです。
フォナック補聴器バートM30-312はベーシックなモデルですが、テレビが趣味の方やスマートホンなどで通話を快適に楽しみたい方に特にオススメします!
ベルトーン補聴器 アライ2 カナルDW(Beltone Ally2 DW)
- アメリカ
- 耳あな型
- 2年保証
- 13電池
- ワイヤレス通信あり
ベルトーン補聴器の耳あな型補聴器アライ2はオーダーメイド補聴器の中でもお求めやすい補聴器です。
プログラムボタンやボリュームのオプションなど、補聴器を使いやすくしてくれる機能が付いています。
アライ2カナルDWのポイント!
- シンプルな使用方法
- ワイヤレスリモコン対応
- ノイズの除去機能
- ボリューム操作が可能
- ハウリング抑制機能
- プログラムの切り替え可能
片耳市場価格相場 | 120,000円(当店価格はお問い合わせください) |
電池寿命 | 約245時間 |
適応聴力 | 軽度難聴~高度難聴 |
指向性 | 環境適応型指向性 |
チャンネル数 | 6ch |
オススメ度 | ★★★ |
スタッフのレビュー
ベルトーン補聴器の中でも価格帯が安く、高齢者にもおすすめなのがアライ2カナルタイプです。耳あな型オーダーメイド補聴器でも値段が安いですが、雑音の除去機能やハウリングの防止機能もしっかり搭載されています。
オーダーメイド補聴器でこのコストパフォーマンスは他メーカーでもあまりないですね。あまり外出されない高齢者の方にオススメです。
ユニトロン モクシージャンプ 3-R(Unitron Moxi Jump3-R)
- カナダ
- 耳かけ型RIC
- 2年保証
- リチウムイオン充電池
- ワイヤレス通信アリ
ユニトロン補聴器の充電式デジタル補聴器モクシージャンプ3はシンプルな使い方ができる、ワイヤレス通信対応機種です。
シンプルなデザインで着けやすく、電池交換の必要がないモデル。
人間本来の聞こえに近づけたバランスのイイ音質で会話を楽しむことができます。
モクシージャンプ3-Rのポイント!
- ワイヤレス通信可能
- 環境認識機能
- Bluetoothで使える幅が広い
- 音楽シーンを補聴器が認識
- 風の音を抑制
- 両耳通信による指向性
片耳市場価格 | 168,000円(当店価格はお問い合わせください) |
電池寿命 | 最大約24時間 |
適応聴力 | 軽度難聴~重度難聴 |
指向性 | 環境適応型指向性 |
チャンネル数 | 8ch |
オススメ度 | ★★★★ |
スタッフのレビュー
ユニトロンのモクシージャンプ3-Rは、Bluetoothを使った通信ができて、静かな場所や騒がしい場所2つの環境に適応して、音の方向感や距離を本来の聞こえに近づける音質性能が高いトコロです。高齢の方でもいろんな機能を試されたい方にオススメです。
モクシージャンプ3-Rはテレビ通信機能も使えるのでテレビをよく見られる高齢の方にオススメ。
オーティコン オープンプレイ2-R(Oticon Opn Play2-R)
- デンマーク
- 耳かけ型RIC
- 2年保証
- リチウムイオン充電池
- ワイヤレス通信可
オーティコン補聴器の充電式補聴器オープンプレイ2はオーティコンの人気機種オープンシリーズと同チップを採用した補聴器です。脳の疲れを半減させた聞きとりを実現します。
オープンサウンドナビゲーターの搭載で広範囲で会話の補助をしてくれます。
オープンプレイ2-Rのポイント!
- 360度の情報をお届け
- スピーチガードLX搭載
- ハウリングを強力に防止
- 高い音域をサポート
- 安心の充電タイプ
- Bluetooth通信可能
片耳市場価格相場 | オープン価格(当店価格はお問い合わせください) |
電池寿命 | 最大約24時間 |
適応聴力 | 軽度難聴~重度難聴 |
指向性 | オープンサウンドナビゲーター |
チャンネル数 | 48ch |
オススメ度 | ★★★★★ |
スタッフのレビュー
オーティコンの充電式補聴器オープンプレイ2-Rは、スマートホンによるハンズフリー通話や音楽の試聴など音質・機能性がよく、広範囲の音声を聞きとりやすくしてくれる高額機種顔負けのハイスペックな性能で色々な機能を使いたいアクティブな高齢者にオススメです。
オープンプレイ2-Rは補聴器カラーが12色展開ですのでお気に入りのカラーが見つかるでしょう。
当店がオススメする補聴器をご紹介しました。
補助金の助成金制度について
最後になりますが補聴器の購入には助成金制度があるのをご存知でしょうか。補聴器の助成金制度には聴覚の障害者手帳を持っている方だけが対象になるものと地域別の自治体による助成金制度があります。補聴器の助成金制度はそれぞれ対象になる条件があるのですべての方が利用できるわけではありません。
しかし、申請ができるのであれば補聴器の購入費もお安くなるので利用ができるのであればぜひ活用したいですね。
まとめ
高齢者におすすめの補聴器をご紹介しました。選ぶときには扱いやすい補聴器や用途にあっていることが大事なポイントです。
最適な補聴器をみつけることができれば毎日の生活もより充実しますよ。趣味や会話もより満足できるでしょう。