Phonak roger(フォナック ロジャー)
ロジャーとはフォナック社の開発したデジタルワイヤレス補聴援助システムのことです。
補聴器援助システムは、マイクロホン付きの送信機から、話し手の声を補聴器/人工内耳に取り付けた受信機へ送り、聞き取りを改善するシステムです。 補聴器が周囲の騒音を拾ってしまう騒がしい場所や、反響の多い場所、話し手との距離が離れている場所で役立ちます。
ロジャーは話し手から距離が離れていても声がはっきりと聞こえます。
ロジャーは今までのワイヤレスマイクとは違って指向性が働きます。それによって離れた場合でも周りの雑音を抑えて話し手の音声を拾いやすくなりました。
言葉の明瞭度が最大54%アップしました
デジタル無線方式だから、Roger(ロジャー)は音声がさらにクリアに。 教室をはじめ、騒がしい場所で、その差をはっきりと実感できます。聞き取りの性能の目安である「語音明瞭度」をみると、2世代前のマルチ・チャンネルFMと比較して、最大54%向上、Dynamic FMと比較しても最大35%向上しています。
ボタン一つで簡単につながります
従来のFMシステムは、送信機と受信機を同じチャンネルに設定する必要がありました。Roger(ロジャー)の場合、チャンネル設定は不要。ボタンひとつでワイヤレスマイクと受信機、スピーカーが同じネットワークにつながります。
学生の場合、毎日使うものだから、生徒にも先生にとっても、使いやすさはとても大切です。
先生が持つワイヤレスマイクのボタンをワンクリックすれば、 近くの生徒の受信機、スピーカーとつながります。
先生のメリット
●ボタンひとつで簡単につながるので、操作に手間取らず、授業に専念できる
生徒のメリット
●騒音下での聞き取り向上 ●授業への関心、参加度が高まる
音声が混信しない
FMシステムは、学校側が教室ごとにあらかじめチャンネルの振り分けを行う必要がありました。Roger(ロジャー)なら、そうしたチャンネル管理の手間が不要。また、異なるワイヤレスマイクからの音声が混信しないので、同じ教室内でグループ分けしても授業を進めるなど、授業の自由度や利用シーンも大きく広がります。
学校のメリット
●二人の先生がそれぞれにマイクを使って授業を行うなど、授業の多様化により教育の質を向上
●管理の手間を省き、クラス運営の質を向上
※フォナック・ジャパンのHPより抜粋
Roger Pen ロジャーペン
補聴器のワイヤレスマイクには見えないおしゃれなデザインのなかに便利な機能が満載です。
3種類の便利な使い方
- ワイヤレスマイク機能 3種類の使い方を選べます
- 携帯電話の音声を直接補聴器に送信 騒がしい中でも通話がしやすく。
- 自分の聞きたい音量でテレビの音声を補聴器に送信 ご家族や友人と一緒にテレビを楽しむ事ができます。
ワイヤレスマイク機能でいろんな用途につかえます。
いちばんの特徴は補聴器のマイクよりも聴きたい音に近い距離で、従来のワイヤレスマイクとはちがい指向性がはたらくので騒がしい中でも音声が聞きやすくなったことです。以前のワイヤレスマイクであれば距離が近づいたからききやすくなったという印象ですがロジャーペンは雑音が少なくより音声だけを拾えるイメージです。
ロジャーペンはかたむきによって
- インタビュースタイル
- 卓上スタイル
- 首かけスタイル
の3種類に使い分けができます。
インタビュースタイル
基本的な使い方です。
1対1での会話などに使用します。マイクを向けた方向に指向性が働きます。
騒がしい場所や聞き間違いをしたくない場面での使用がおすすめです。
ペンを向けた方向の音を拾うのでとても扱いが簡単です。
卓上スタイル
何人かでの話し合いなどにおすすめです。指向性がOFFになり全体的に周りの音を拾います。
会話の中心に置くことでそれぞれに近い距離で会話を聞き取ることができます。
首かけスタイル
話す相手にペンを渡してピンマイクのように使う方法です。
首にかけている人に対して指向性が働きます。
講習会や学校の授業であれば講師の方先生ににわたしてつけてもらうことで座席の位置に関係なく聞きやすくなります。
ご自宅でもご家族につけてもらえば会話もしやすくなります。病院等の送り迎えの時など隣に座っている運転手の方につけてもらえば自動車の中でも会話が聞き取りやすくなります。
携帯電話と接続
ロジャーペンとBluetooth対応のスマートフォンや携帯電話を接続すればワイヤレスで直接電話を聴いたり、音楽なども楽しめます。両耳装用の方であれば両耳で電話を聞くことができます。イヤホンなどと違って聴力に合わせた音質で音楽が楽しめます。
テレビと接続
テレビに接続した付属の充電器にロジャーペンを差しこむだけでテレビの音声が補聴器に届きます。ロジャーペンに届く音声は独立していて周りにきこえることはありません。ご自身は聴きやすい大きめの音量で他の方はテレビのスピーカーから聞くことができるのでどちらかが不便になるということはありません。3.5mmのオーディオジャックさえあれば接続できるのでパソコン、ラジオ、CDプレイヤー等ほかにも便利な使い方がありそうです。
対応する補聴器と受信機の種類
ロジャーペンに対応する補聴器は
耳かけ式であれば各機種対応のオーディオシューが取り付けれる又はTコイル機能がついているもの
耳穴式であればTコイル機能がついているものになります。
ロジャーペンは本体のほかに受信機が必要です。補聴器に接続する受信機は3種類あります。
一体型タイプ
Phonak社の耳かけ型補聴器であれば一体型がおすすめです。
音質も一番クリアで大きさもとてもコンパクトです。
ユニバーサルタイプ
一般的な耳かけ型でオーディオシューがとりつけれるものはロジャーXがおすすめです。
どのメーカーでもオーディオシューが取り付けれれば対応します。
首かけ型Tコイル使用
ロジャーマイリンクはTコイルの機能があれば耳かけ型耳穴型どちらでも接続することができます。(充電式)
ロジャーペンと補聴器の接続方法
一体型やユニバーサルタイプの受信機であればロジャーペンの電源を入れるだけで自動で通常の補聴器からロジャーペンへの接続に変更されます。(販売店にて設定をおこなってください)
首かけ型Tコイル使用のロジャーマイリンクの場合は補聴器の設定をTコイルモードに変更します。
福祉 特例支給での申請
障がい者手帳をお持ちの方は特例の扱いになりますが福祉での申請をする事ができます。
ロジャーペンの申請はお住まいの自治体にもよりますが以前のFMシステムと同じような申請の扱いになります。
申請までの方法などに関しましては当店までお問い合わせ下さい。
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