補聴器の保証内容や修理に関して覚えておくと便利ですよ!
補聴器ってどんな保証があるんだろう?失った時や壊れた時はどうなるのか?補聴器には故障した時に無料で修理できる保証がついています。
勿論期間が決まっていますし、有料になるケースもあります。今回は補聴器の購入を初めて考えている方、または補聴器を使用されている方も再度確認できればと思い紹介します。意外に知られていない補聴器の保証内容や期間。購入する前にはほとんど知る事がないかもしれません。
補聴器の保証について知っているといざという時に役に立ちますよ!
補聴器の保証ってどのような保証があるのか?
まず説明したいのは補聴器の保証期間です。保証期間中であれば修理費など自己負担せずに無償でおこなう事ができます。しかし、例外があり期間中であっても自然故障以外は保証の対象にはならない事があります。こちらの内容は後ほど説明していきます。補聴器の保証期間ってどれくらいあるものなのか?これは補聴器メーカーによっても違うのですが、補聴器本体の保証期間は2年間、もしくは3年の保証期間があります。アクセサリー類、通信機器などは1年間になっている事が多いです。いずれも購入日から数えてになります。補聴器の保証期間は基本2年です。価格の高い機種になると3年間になる事があります。
総合支援法で国から支給される補聴器は各メーカー保証期間は1年間になります。
保証に関してメーカーにより様々です。フォナックの場合修理額に上限を設けたあんしん修理サポート期間があったり、
シーメンス・シグニアは3年目以降に定額のスマートリペアなどがあります。
保証期間中はどのような故障でも無償なのか?
メーカーの保証期間中であれば補聴器使用中に万が一故障した場合でも無償で修理をする事が可能です!
しかし、保証期間内であっても有料修理になる場合があります。
無償と有料になる故障状態を紹介します。
無償で修理
使用していて自然に故障した場合
補聴器を日常的に使用し、その中で音が出なくなったり不具合が起きた時は無償で修理になります。
有料で修理
普通の使用方法からは考えられない故障や、明らかに過失があると思われる破損がある場合
補聴器に自ら何らかの手を加えて破損させたり水没、消耗品(電池ドア、コード類、チューブなど)の交換などは有料になります。
基本的に普通に使用した中での故障は無償、自分で踏み潰したり水の中に落としたりの場合は有料になります。
耳かけ形補聴器のRICタイプのレシーバーは保証期間内で故障しても有料交換になりますの注意して下さい!
(一部メーカーでレシーバーに保証がついている場合もあります。)
このように踏んでしまって割れた場合は有料になります。
総合支援法で支給された補聴器について
総合支援法で支給された補聴器は保証期間が1年になります。
しかし保証期間を過ぎた修理でも役所に申請すると修理に対する補助金を受ける事ができます。
国で決められた修理基準額が支給されます。この基準額の支給は1年経過ごとになります。
違う箇所の故障の場合は1年経過していなくても修理費の支給は出ます。
総合支援法で支給された補聴器は5年ごとに新しい補聴器に更新されます。
補聴器の買い替え時期について一般的に約5年が目安とされています。これは補聴器内部の機器の劣化を想定した物です。勿論5年以上使用する事が可能ですが修理回数が増えてきます。補聴器の機種が古くなってくるとメーカーでの修理対応が終了する事があります。
支援法、福祉についてはコチラ
期間中に盗難や紛失をした場合の保証について
保証期間に補聴器を紛失、もしくは盗難にあった場合の保証は基本的に保証の対象外になります。
しかし補聴器メーカーにより対応が異なる事があります。
シーメンス・シグニアを例とすると1年間紛失保証がついています。(一部高額機種のみ)
これは購入から1年間、1回に限り無料で同一製品を提供するといった保証です。(警察などの公的機関へ届け出を証明する信憑書類が必要)
各メーカーにより対応が異なるので販売店にて確認する必要があります。
保証期間中、期間外にできるサービスの紹介
補聴器は価格も高額ですし、使用している難聴者にとっては無いと困る物です。
なるべく保証期間内であっても修理には出したくないですよね。
保証期間が過ぎると有料になるのでなお更です。
そこで補聴器の故障の対策に販売店でのアフターケアがあります。
アフターケアは補聴器購入後に保証期間内、期間外関係なく販売店にていつでも受ける事ができるサービスです。
そして、保証内の時無料で受ける事が出来るサービスにオーバーホール点検があります。
アフターケアの内容について
アフターケアは補聴器の調整、聴力測定、再度補聴器の使い方の説明、点検・クリーニングです。
これらのサービスを受ける事が可能です。
大阪補聴器リスニングラボではすべて補聴器購入代金に含まれていますのでこれらは無料になります。
補聴器のパーツ、備品の交換に関してのみ有料になる物があります。
アフターケアでもしっかり補聴器の説明をいたします!
補聴器の間違った使用方法で破損、故障を避けたり、しっかりクリーニングできてない方のクリーニングなど。
これらをしっかりしておくと補聴器の破損、故障を軽減できます。少なくても半年に一度はアフターケアを受けると良いですね。
補聴器のオーバーホール点検を利用下さい。
補聴器のオーバーホール点検とは保証内の時に無料で受ける事が出来るサービスです。
補聴器内部の機器を新しく交換する事ができます。年に一回、もしくは保証期間が終了するまでに最低一度は出す事をおすすめします。
大阪補聴器リスニングラボでは補聴器の点検、修理期間中は無料で補聴器の貸し出しもしています。
一度でも点検に出しておくと故障するリスクも減りますよ。(一部メーカーでは保証期間内でも有料になる事があります。)
まとめ
補聴器の保証について紹介しました。
補聴器には保証がついています。補聴器メーカーにより保証年数が違ったりする事があります。
この保証とは万が一補聴器が故障した時に修理を無償でおこなう事ができます。
しかし、保証期間内であっても有料修理になる事があります。この点はよく注意する必要があります。
あとは紛失や盗難に関しては基本的に保証は無いです。こちらも注意していただきたいです。
補聴器の保証は主にこのような内容になっています。
そして、補聴器の故障を少しでも軽減する対策として補聴器のアフターケアとオーバーホール点検について紹介しました。
大阪補聴器リスニングラボでは補聴器購入後、保証期間を過ぎた後もしっかりアフターケアをおこないます!
オーバーホール点検も時期が来ればご案内もしています。
意外に知られていない事の多い補聴器の保証期間、保証内容について紹介しました。
これから補聴器購入予定の方、今使用中だが知らなかったという方。
点検やアフターケアも是非活用して下さい!