補聴器を水没。でも大丈夫!水や汗での故障の対処法と防水補聴器の紹介!

補聴器の水没や汗での故障でお悩みの方、大丈夫です。水での故障や修理の対処法と、故障を軽減してくれる防水補聴器の便利な機能を紹介します。

補聴器にとって水や汗は故障の原因になる為大変気をつけなければいけません。
補聴器は精密な医療機器です。その為水に浸けると中の機械が腐食したりサビてしまい故障してしまいます。
そんな水での故障を軽減できるのが撥水加工のある防水補聴器です!
今回は水没させても対処すれば故障の確立が減少する防水補聴器を紹介します。

目次

補聴器の故障の原因で多いのが水によるものです

補聴器の故障原因で多くあるのが水にまつわる故障です。
お風呂場に補聴器を着けたまま入ってしまったり、衣服のポケットに入れてそのまま一緒に洗濯してしまったり。

スポーツや登山、多汗症などの汗で故障した。
この様な理由で補聴器を水没させてしまって故障させてしまう事があります。
補聴器は精密な機器ですので水に浸けたり汗などが内部に侵入すると中の機械がサビてしまったり、
腐食してしまい正常に機能しなくなります。

水没させた補聴器はどうなるのか?

水没した補聴器、そのままにするとどうなるのか?

全く音声が入らなくなる
補聴器から異常音が出る
補聴器から聞こえる音声が割れて聞こえる

補聴器を水没させた、濡らしてしまった場合はこの様な症状が出ます。

 

補聴器を水没、水に濡れた時におこなう3つの対処法

まずは慌てず対応しましょう!

補聴器を水没、または濡らしてしまった!
この時そのまま補聴器を放置するのではなく適切な処置をして下さい。
何もせず放置してしまうとすぐに故障につながります。
ではまずこの時何をすればよいのでしょうか。3つの対処法を紹介します!

補聴器を水没させてしまった時、補聴器から電池を取り出して下さい。
電池を入れたまま保管はしない事ですね。

電池を取り出したら次に補聴器本体から水分を拭き取って下さい。

乾いたタオル、布でしっかりと拭き取って下さい。

そして次にやってもらいたいのがしっかり乾燥させる事です!

補聴器の外側の水分を拭き取っても中にも水分が浸入している事が考えられます。
大事なのは内部の機械です。しかし、分解して拭き取る事なんて出来ないですよね。
ですので最後にやっていただきたいのが補聴器の乾燥です。
補聴器購入時に付いてくる、もしくは別で購入いただく乾燥ケースがあります。中に乾燥剤、シリカゲルを入れて使用します。
または、最近では乾燥機も万能な物が補聴器メーカーから発売されています。
拭き取った後は半日~1日は乾燥ケース内に保管して下さい。

 

乾燥をさせてみても不具合が起きている場合は補聴器メーカーでの修理になります。
水没に関しては自然故障とは異なる為、補聴器の保障期間内でも修理費がかかります。
まずは慌てずこの3つの方法を試して下さい。
一昔前に比べ水にも強くはなってきていますが方法を試しても故障してしまう事があります。

補聴器をしっかり乾燥させてくれる乾燥機があります!

補聴器の乾燥にとても役に立つ乾燥機があります!

今回紹介するのが補聴器メーカーのフォナック(PHONAK)から出ているD-Dryです!

フォナック D-Dry12,000円(税抜き)

  • 温風対流により補聴器を乾燥
  • UV-Cライトによる除菌効果で感染症のリスクを軽減
  • 状況に応じて乾燥時間を選択可能(3時間モード/6時間モード)
  • 通常乾燥の3時間モード
  • じっくり乾燥の6時間モード (夏場推奨)
  • 乾燥時間終了後、自動で停止
  • 過熱防止機能付きで安心設計
  • フタを開けるとUV-C照射が止まる自動安全機能
  • 長寿命UV-Cライト採用
  • 乾燥剤の交換不要
  • USBのACアダプターからの電源供給仕様

水での故障が不安な方に、水に強い補聴器があります!

水や雨、汗など補聴器使用者にとって警戒する事です。
経験の長い補聴器使用者であればわかるのですが初めて使用される方にはどれほどで故障するなどわからない事があります。
そして水が身近にある生活を送っている方やどうしても不安な方の為に防水型補聴器があります。
防水補聴器は通常の補聴器に比べて特殊な加工が施されています!
防水補聴器の大きな特徴の一つは撥水加工ナノテックコーティングです!
ナノテックコーティングはイギリスの国防評価局が軍服を開発する過程で生まれました。
とても優れた撥水効果で今では靴や帽子、電気機器、医療機器など世界を代表する様々なブランドで採用されています。

ナノテックコーティングについてはコチラ

 

防水、防塵のIPを取得しています!

補聴器に関わらずですがIP(Ingress Protection侵入への保護)という表示をご存知ですか?
これは防水、防塵のテストをクリアしている製品に付けられる表示になります。
防水補聴器も国際保護等級IPを取得した補聴器になります。
雨の日でも使用できるかといった判断基準としてIP性能が記載されています。
防水の試験は真水を使った試験のため、入浴剤を入れた浴槽、温泉、海水などの
本来故障が起きると考えられる状況に対して対応できていないものがあります。

IPに関して詳しくはコチラ

水没での故障が心配な方に、おすすめする補聴器

水に強い防水補聴器は今は各補聴器メーカーから発売されています。

その中で水没の恐れを想定した場合におすすめなのがシーメンス・シグニアの補聴器です。

シーメンス・シグニアでは耳あな型補聴器にコーティング以外の加工をする事が可能です!

勿論、耳かけ形補聴器にも防水加工があるので、紹介した3つの対処をしていただくと故障の心配は減少します!

耳あな補聴器の防水加工ですが、それはアクアプロテクトと呼ばれる加工です。

アクアプロテクトは注文時にオプションでつける事が可能です!(オリオン、シリオン、インティスシリーズには対応していません)

耳かけ形補聴器もIP67~68の物まであるので安心です。防水加工は水以外にも汗や湿気も守ってくれます!

防水補聴器は完全防水ではありませんのでご注意下さい!

いくら防水加工を施していても故障する事はあります。ですので防水補聴器でも水には十分注意する必要があります。

まとめ

補聴器をもし水没させてしまった場合は落ち着いて対処しましょう。

すぐに故障したと諦める前に紹介した3つの対処法をお試し下さい!

中でも補聴器内部をしっかりと乾燥させる事が大事です。もし不具合が出た場合は修理に出しましょう。

補聴器を水没や水に濡らして不安な場合は補聴器専門店にて相談下さい。大阪補聴器リスニングラボではしっかり補聴器の点検もさせていただいています。

これから暑くなる季節ですので水に接する機会も増えてくると思います。IPの高い補聴器にされると安心もできますよ!

水に対して不安がある方は防水補聴器で対策してみてはいかがでしょうか?

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