耳が遠い!?と感じたら、もしかしたら加齢による難聴かも知れません。加齢による難聴は補聴器をした方がいいのか?病院へ行って治るのか?補聴器を使用するにはまだ早いのか?難聴のお悩み解決します。
補聴器に対応する聴力の度合いや使用時期について説明いたします。聞こえないより、聞こえる生活の方が絶対に良いです。難聴で心配な方が不安なく快適に生活が送れるように、聴力データの見方から補聴器の相談について詳しくご説明いたします。加齢による難聴は年齢に関係なく誰でもおこります。ほおっておかないで補聴器をして積極的で快適な人生が送れるようにしましょう!!
難聴っていつからなるのだろうか
難聴なのか、まだまだ大丈夫なのか、難聴に対して不安だと感じている人は多いと聞きます。
特に健康診断や人間ドッグなどで聴力検査をして医師から難聴の疑いがあると診断されたら不安ですよね。
下のグラフは日本補聴器工業会が発表している補聴器の市場調査を公開したものです。
65歳~74歳まではちょっとづつ増えてくるのですが74歳を過ぎると急速に「耳が遠い!」と難聴を自覚する人が増えます。眼の老眼が進むのと同じように聴力も年と共に低下します。これは年を重ねるごとに身体も老化するからなのです。
難聴は加齢と共に急増します!
年齢と共に進む難聴の事を一般的に感音性難聴といいます。先ほどの調査結果で示した通り、74歳を過ぎると難聴を自覚する方が激増します。ちなみに加齢以外の病気による難聴は伝音性難聴と言います。伝音性難聴は治療で聴力が回復する可能性もございます。また感音性難聴と伝音性難聴が混合した難聴を混合性難聴と言います。伝音系は外耳道から中耳のことをいいます。感音系は内耳といいます。
加齢による難聴は個人差があります。74歳を過ぎると急激に増えますが、若い方でも発症いたします。年齢に関係なく感音性難聴になる可能性はあるので若い方も気をつけるようにして下さい。
難聴は周囲が気づくことが多いんです。
難聴は本人よりも家族や周囲の人が気づくことが多いです。
- テレビのボリュームが大きいと家族に指摘される。
- 何回も聞き返す。
- 家族がボソボソと話すから聞こえないと思い込む。
- インターホン、アラーム音、電話の着信音を気付かない。
- 多人数の声や会議で聞こえない。などなど…。
一緒に生活している家族の方や仲の良い友達から
「耳が遠くなっているんじゃない?」と指摘されます。
難聴のストレスは本人も家族も同じです。
難聴による本人のストレス
- あんまり相手にされない。
- 話しても大声で怒られる様に接される。
- 聞き返しをすると嫌な顔をされる。
- 大声で言われるので怒られているようだ。
- 自分だけ仲間はずれにされているような…
- もっと大きい声で話してくれればいいのに。
- 聞き返すといやな顔をされる。などなど。
知ってましたか?耳が遠い、耳が聞こえない、って難聴は家族は周囲の方もストレスなんです。
難聴による家族のストレス
- 何回も聞き返す。
- 大きな声で話すと疲れる。
- 曖昧な返答をする。
これを読んで身に覚えのある方は要チェックです。
まずは聴力を調べましょう
補聴器店へ相談して聴力を調べてもらいましょう。自分の難聴の程度がどれくらいなのかしっかりと調べるのが一番です。耳鼻科へ聴力検査を受けることのもいいですね。耳鼻科では聴力検査、補聴器店では聴力測定と言います。
聴力グラフの見方をご説明いたします。
聴力の測定方法とグラフ(オージオグラム)の見方です。
防音室の中へ入って、ヘッドホンをします。
「ピーピー」とか「プープー」と音がなったらボタンを押します。
小さな音でも聞こえたら押してください。聴力測定は10分ほどで終了します。
上のグラフの場合は右耳の気導のグラフになります。平均聴力は500Hzと1000Hz×2と2000Hzの気導の聴力を足して4で割り算をして計算されます。これを4分法といいます。この場合は平均聴力41.25dBになり軽中度の難聴になります。
横軸はdB(デシベル)といって音の大きさです。
- 0dBは健康な聴力を表します。
- 30dBを超えると軽度難聴と判定されます。
- 両耳が70dB以上になると聴覚の身体障害者手帳の申請の基準に満たされます。(障害者手帳6級に該当する)
- 数値が高くなればなるほど難聴の度合いは高いということです。
縦軸は周波数(Hz)ヘルツといって音の種類です。
- 左の方の低い周波数が聞こえないと母音の成分が聞こえなくなります。
母音の成分
「ア、イ、ウ、エ、オ」
右の方の高い周波数が聞こえないと子音の成分が聞こえなくなります。 - 子音の成分
「サ、シ、ス、セ、ソ、カ、タ」などなど(無性子音)
「ナ、ガ、ギ、グ、パ、ピ、プ」などなど(有性子音) - 言葉の聞き間違いは高い音が難聴だからです。
ニシ(西) → イシ(石)
サトウサン(佐藤さん) → カトウサン(加藤さん)
サカナ(魚) → タカナ(高菜)
ワラウ(笑う) → あらう(洗う)
子音が聞こえないと言葉の内容がわからなくなります。音は聞こえていても、言葉の明瞭度は解らなくということです。
補聴器専門店で認定補聴器技能者の在籍しているお店なら直ぐに聴力測定をしてくれます。聴力測定だけでも対応してくれるお店も多いです。(必ずお電話もしくはメールなどで相談してからにしてください。)
加齢による感音性難聴は治らないから補聴器を!
加齢による難聴(感音性難聴)であれば補聴器をおすすめします。30dBを超えると難聴になります。加齢による難聴は現在の医学では抜本的な治療方法はありません。解決策とすれば補聴器をすることをおすすめいたします。
※感音性難聴ではなく耳の病気による伝音性難聴(中耳炎、突発性難聴、耳硬化症、耳垢づまりなど)であれば病院へ行って治療することもおすすめします。補聴器専門店では聴力測定である程度の耳の病気のアドバイスはしてくれるはずです。
補聴器はどのくらいの時期で必要なんでしょう
初めてのお客様から「補聴器って何歳で必要なの?」とよく相談されます。先ほども言いましたが、
年齢に関係なく難聴はおこります。ですので、聴力を調べて数値が
30dBを超えると補聴器は適応されます。聴力測定がまだでしたら、
聞こえない、耳が遠いと自覚した時が補聴器の相談をするタイミングです。
自覚しているなら補聴器店で聴力測定を行いましょう。補聴器と付き合うにはご自身の難聴を理解して積極的になることが大事です。聞こえないこと、健康診断でひっかかったこと、家族や友達がコミニケーションに不便に感じているなら補聴器専門店で相談することをおすすめします。補聴器は積極的に難聴に向き合えば効果はかなり違います。
難聴と補聴器のまとめ
- 補聴器が必要なのかどうかは難聴の自覚症状が大切です。
- 周家族やお友達から耳が多い、聞き返し、テレビのボリュームが大きいと指摘されたら黄色信号です。
- 健康診断や人間ドッグで難聴の診断を受けたら赤信号です。補聴器の相談をされてもいいと思います。
- 聴力レベルが30dBを下回ったら難聴なので補聴器の相談を考えてください。
- 補聴器専門店で相談されるか、お医者様へ相談されることをおすすめします。
最後に補聴器を試そうと思いの方へ
最後に大阪補聴器リスニングラボでは難聴の心配のある方や、初めて補聴器をされる方に的確なアドバイスをしております。難聴や補聴器についてわからないことがあればなんでもお問い合わせください。補聴器をした方が良いのか?時期がまだ早いのか?金額や形はどんなものがあるのか?初めての方にはわからないことがたくさんあります。でもご安心ください、大阪補聴器リスニングラボでは病院や耳鼻科の先生との連携しっかりとしておりますので安心で安全な補聴器をお届けできるように心がけております。
難聴を克服できる快適な補聴器ライフをご提案いたします!