両耳補聴器にもデメリットはあった!【購入前にお読みください】

両耳補聴器 装用 デメリット

両耳補聴器を装用するメリットはたくさんありますがデメリットもあるんです。

今回は両耳補聴器を装用のデメリットに注目してご紹介したいと思います。両耳に補聴器をすることは基本的によいとされていて、聞こえの改善がよりできることがわかっています。しかし、いいことがおおくあるのですが、その中でデメリットもあるのでそれを知っておかなくてはいけません。

 

デメリットを理解しておかなければうまく補聴器を扱うことができなくなるかもしれません。当サイトで両耳補聴器のことをより深く知っていただき購入前の参考にしてみてください。

 

両耳に補聴器をすることがいいときくけど一体どれくらい違いがあるのか、逆にデメリットはないのか気になることがありますよね。補聴器は両耳にしないとうまく改善できないですよ、と補聴器店で言われたこともあるかもしれません。確かに補聴器を両耳にすることはきこえの改善に大きく影響していて、片耳だけに補聴器をするよりきこえがよくなることがわかっています。

 

しかし、いいことばかり聞かされても実際はどうなのかと悩みはありますよね。補聴器は決して安いモノではないので慎重に選ぶと思います。そんなモヤモヤした部分を明白にすることであなたに最適な補聴器選びができるのではないでしょうか。

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ここからは、両耳の補聴器装用についてご紹介していきますね。

両耳補聴器とは

両耳補聴器 集音効果

両耳の補聴器装用は世界的にごく一般的とされていますが、日本は世界でみるとまだまだ両耳補聴器をつかっている人はすくないのが現状です。補聴器をつけるのは片耳だけでも大丈夫だと思っている人が多いです。片耳だけの補聴器でもきこえの改善はできますが、それでも片耳はきこえない状態となるので神経や脳は休んだ状態になってしまいます。

 

聞くことをしなければことばの理解力にも影響がでてしまいますので、できるだけ両耳できくことが望ましいです。両耳補聴器と片耳補聴器では何が違うのか、種類や相場について紹介します。

両耳補聴器と片耳補聴器の違い

両耳補聴器と片耳補聴器ではきこえの違いがあります。片耳だけ聞こえを改善させるより、両耳にしたほうがなんとなくいい気がしませんか?片耳補聴器では片耳のきこえは改善できるけどもう片耳はきこえに変化はありません。両耳に補聴器をつければ両耳に音を入れることができるので両耳のきこえの改善をすることができます。

 

人間は両耳を使って音や声をきいていて左右できく音の大きさの違いや、時間差をよみとって方向感を得たりしているのです。両耳で聞いた音を処理し、バランスよくきく両聴耳の効果があります。片耳補聴器ではもちろんこの両聴耳の効果はないのですが両耳補聴器ではこの両聴耳の効果を得ることができるのです。

両耳補聴器のしくみ

補聴器のしくみはカラオケセットなどに似た構造でできていて、大きくわけるとマイク、アンプ、レシーバーの3つの部分からなりたっています。補聴器が両耳にあればこの機械の数が倍になるので、補聴器一台にくらべてより多くの音を集音することができるのです。

 

両耳補聴器できいた時には両耳加算効果があり、片耳だけに比べて会話音レベルの大きさは約6dBほど加算されるといわれています。そして補聴器には両耳セットで使うことができる機能がついていて、これは片耳補聴器では機能しないように設定されています。この両耳間通信には指向性マイクの働きにも影響を与えることもできるので、きこえの快適性が片耳と比べて差がでます。

両耳補聴器の種類

両耳補聴器は耳あな型補聴器と耳かけ型補聴器がおもな種類となります。それぞれでデザインや特徴が違うので、聴力や耳の状態にあわせた種類を選ばなければいけません。

耳あな型補聴器 耳かけ型補聴器
耳あな型 補聴器

耳あな型補聴器は耳のかたちをとって作るオーダーメイドの補聴器です。CICタイプやIICタイプといった目立たない小さいサイズでつくることもできます。耳あなにいれるのでもともとの耳介効果を利用したきこえとなります。耳の状態や聴力によってはつくれないこともあります。

耳かけ型 補聴器

耳かけ型補聴器には標準タイプとRICタイプの二種類あり、幅広い聴力に対応することができます。耳あな型補聴器と比べて多機能なのでさまざまな機能を使いたい人にオススメです。はげしい運動をされる方にはあまりむいていません。

耳あな型補聴器と耳かけ型補聴器の違いについて詳しくはコチラ

両耳補聴器の相場

両耳と片耳補聴器では相場もことなりますね。両耳補聴器の相場は耳あな型補聴器で約200,000円で耳かけ型補聴器で約100,000円が最低必要な予算となります。補聴器は高額なのでよく性能を理解して購入しなければ後悔にもなりますのでカンタンには決められません。

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ここからは、両耳補聴器のデメリットについてご紹介していきますね。

両耳補聴器のデメリット

両耳補聴器 デメリット 値段

両耳補聴器はきこえの改善にはよいといわれていますが、デメリットになるポイントはいくつかあるのでみていきましょう。両耳補聴器のデメリットを知ってあなたの補聴器選びに役立ててください。

 

値段

両耳補聴器のデメリットで一番は経済面にあります。補聴器は相場を紹介したように高額です。片耳で100,000円する補聴器もあれば500,000円を超える補聴器もあるので一台でもとても高く感じてしまうでしょう。補聴器の値段は性能と同様にたかくなる傾向があり、高い補聴器になると今の技術でできることすべてがつまった補聴器となります。

両耳に装用するのが面倒くさい

両耳に補聴器をつけるのがわずらわしく感じてしまうこともあるでしょう。昔ほど補聴器のサイズも大きくなくて小さくなっていますが、両耳につけるというのが面倒に感じてしまうこともあるでしょう。

電池費用

こちらも経済的なことですが両耳に補聴器を使うと作動させる電池数もふえます。電池のほかに補聴器備品の必要数がおおくなります。

メンテナンス

最後も経済面ですが補聴器が故障したり、メンテナンスが必要となったときに片耳と比べ費用が倍になってしまいます。補聴器は一度も故障せずにつかうのは難しく、メンテナンスをしなければいけないことが必ずあります。

 

両耳補聴器には経済的なデメリットがおおくあることがわかりました。ここからは、もし片耳だけ補聴器を使うならどのようにつける耳をきめるのかご紹介しますね。

両耳補聴器、片方外して使うならどちらの耳

片耳補聴器 耳 選び方

もし両耳補聴器を片耳だけにつけるなら、その着ける耳の選び方はいくつかあります。両耳難聴で補聴器をつけることを医師にすすめられたが、理由があり片耳だけに補聴器をつけることもあるでしょう。それにはどんな選び方があるのかみてみましょう。

2つのパターンの補聴器をつける耳の選び方

補聴器をどちらか片耳につけるときの選び方です。

両耳の聴力が同じ場合

同じ聴力であればどちらの耳につけてもよいですが選ぶ方法があります。耳には聞き耳があり、自分の中でなんとなくきこえがいい耳にするのがいいでしょう。

 

また電話をきくときには補聴器を通してきくのか、耳で直接聞くのかでもかわります。軽度難聴である場合は普段電話をしない耳に、重度難聴であれば電話をする耳にした方がいいでしょう。

 

左右で聴力差がある場合

聴力に差がある場合にはどれくらいの差にもよります。中度難聴と高度難聴などの場合には中度難聴の耳につける方が改善効果がよいといわれています。軽度難聴と中度難聴などの場合には中度難聴側につけることが両耳でのききとりもよいといわれています。

 

ほかには中度難聴と高度難聴の場合は中度難聴側につけたほうがいいなど、選ぶポイントはありますが最終的には自分で聞きくらべをした方がいいでしょう。

 

これまで両耳補聴器のデメリットをいくつかご紹介しましたが、ここからは両耳補聴器のメリットについてご紹介していきますね。

両耳補聴器のメリットについて

両耳補聴器 会話 メリット

両耳補聴器にはたくさんのメリットがあります。いずれもあなたのきこえの改善に役立つメリットばかりです。片耳補聴器では得ることができないことを知ってより両耳補聴器に関心をお持ちいただけるとうれしいです。

両耳補聴器のメリット

  • どちらからの音や声に気づくことができる
  • 音と声の方向感がつかみやすくなる
  • ことばの理解力が改善される
  • 騒音の中での聞きとりにより改善がある
  • きこえの能力低下の防止になる
  • 片耳だけに補聴器をつけているときより疲れにくい

もし両耳補聴器に興味がでれば一度体験してみてください。両耳補聴器は補聴器専門店で試聴やレンタルをすることができます。

両耳補聴器のメリットについては以下のページに詳しくまとめています。

両耳補聴器のメリットの詳細はコチラ!

まとめ

両耳補聴器 慣れる

両耳補聴器のデメリットについてご紹介しました。補聴器以外の何にでもいえることですがデメリットがないモノというのは世の中でもなかなかありません。補聴器は医療機器ですので、正しい用法で使えば健康面につながるデメリットはありませんのでご安心ください。両耳補聴器にはデメリットを上回るメリットがいくつもあるので体験してみてくださいね。

 

両耳補聴器のデメリットを知ることでより補聴器選びも納得してできるのではないでしょうか。

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