こんにちは!大阪補聴器リスニングラボ心斎橋店のスガイです。日々多くのお客様とお話しする中で、「耳あな型補聴器と耳かけ型補聴器、どちらを選んだらいいの?」というご質問をよくいただくんですね。
40代の私自身も、親の補聴器選びで悩んだ経験があるので、皆さんのお気持ちがよくわかります。そうなんですね、補聴器って見た目も機能もさまざまで、最初は本当に迷ってしまいますよね。
今回は、そんな皆さんの疑問を解決するために、耳あな型補聴器と耳かけ型補聴器の違いについて、専門スタッフの視点から詳しく解説していきたいと思います。

補聴器を考えているんだけど、耳かけ型と耳あな型?っていうのがあるみたいで…😣 種類が多すぎて、どれを選べばいいのか全然わからなくて困ってるの💦

たしかに、補聴器は種類が多いからね!耳あな型と耳かけ型では、着け方や特徴に違いがあるんだよ✨ 形やデザインも大事だけど、一番大切なのは自分の聞こえにあった種類を選ぶことだね!💡

そうなんだ…!でも、本当に自分にあう補聴器を選べるかな…😰 たくさんありすぎて、間違った選択をしちゃいそうで不安💦

大丈夫だよ!😊 補聴器専門店で相談すれば、認定補聴器技能者っていう専門家がいるから安心だね!✨ コマちゃんの聞こえの状態をしっかり見て、ぴったりの補聴器を一緒に選んでくれるよ。まずは気軽に相談してみよう!

現代の補聴器事情:もう「大きくて目立つ」時代ではありません
皆さん、補聴器にどんなイメージをお持ちでしょうか?「大きくて目立つもの」と思われている方も多いかもしれませんが、実は現在の補聴器技術はおどろくほど進歩しているんですね。
耳あな型補聴器と耳かけ型補聴器、どちらも現在では非常に小型化が進んでいて、昔のような「耳あな型は小さくて目立たない、耳かけ型は大きくて目立ちやすい」という固定概念はもう古いんです。
私がこの業界に入ったときとくらべても、本当に技術の進歩にはおどろかされます。お客様から「こんなに小さいんですね!」とおどろかれることも多いんですよ。
実際のところ、耳あな型補聴器の場合、聴力のレベルによっては大きいサイズになってしまうこともありますし、耳かけ型補聴器の方が目立たないということも珍しくありません。つまり、見た目の目立ちにくさだけで選ぶのではなく、総合的に判断することが大切なんですね。
耳あな型補聴器の世界:あなただけのオーダーメイド補聴器

耳あな型補聴器の基本的な仕組み
耳あな型補聴器は、まず最初にお客様の耳の型を採って作る、完全なオーダーメイド補聴器なんです。これって、まさに世界でひとつだけの補聴器ということですね。いかがでしょう、ちょっと特別感がありませんか?
耳型採取の際は、シリコン系の材料を耳の中に入れて、数分間そのまま待っていただきます。最初は少し違和感があるかもしれませんが、痛みはありませんのでご安心くださいね。
耳あな型補聴器の種類と特徴
耳あな型補聴器には、大きくわけて聴力レベルに応じた3つの種類があります。
CIC(超小型タイプ)は、本当に小さくて目立ちにくいのが特徴です。軽度から中度の難聴の方に適しています。私のお客様でも、「家族にもバレなかった!」とよろこばれる方が多いんですよ。
カナル(小型タイプ)は、CICより少し大きめですが、その分操作しやすく、中度から高度の難聴まで対応できます。40代以降の方には、扱いやすさの面でこちらをおすすめすることも多いですね。
フルカナル(パワータイプ)は、高度から重度の難聴の方まで対応できる、最もパワフルなタイプです。
さらに最近では、IIC(Invisible-In-the-Canal)という、その名の通り「見えない」補聴器も登場しました。これは本当に驚くほど小さくて、装着していることがほとんどわからないんです。
耳あな型補聴器を選ぶメリット
耳あな型補聴器の最大のメリットは、やはり日常生活での快適性ですね。
汗や雨に強いというのは、実際に使用される方にとって大きなポイントです。耳の中は汗をかきにくいので、夏場でも安心して使えるんです。ジョギングが趣味のお客様からは、「運動中も全然気にならない!」と好評をいただいています。
運動時の安定性も抜群で、激しい運動をしても外れにくいんです。テニスをされているお客様も、「プレー中に落ちる心配がない」と喜ばれていました。
電話のしやすさも見逃せないポイントです。耳かけ型補聴器に比べて、電話を耳に当てやすいんですね。特にビジネスで電話を多用される方には、この点を高く評価していただいています。
また、眼鏡やマスク、帽子との相性も良いです。コロナ禍以降、マスクを着用する機会が増えましたが、耳あな型補聴器なら全く問題ありません。
そして、耳介での集音効果により、より自然な聞こえを実現できるのも大きな特徴です。
耳あな型補聴器のデメリットと注意点
一方で、耳あな型補聴器にもいくつかの注意点があります。
こもり感を感じる方もいらっしゃいます。これは、耳の中を密閉することで起こる現象なんですね。ただし、現在の技術では、このこもり感を軽減する様々な工夫が施されています。
自分の声の響きについても、最初は違和感を感じる方もいます。これも耳かけ型補聴器に比べると感じやすい傾向があります。
価格面では、オーダーメイドということもあり、耳かけ型補聴器に比べて少し高めに設定されています。
耳かけ型補聴器の進化:小型化と高性能化の両立
耳かけ型補聴器の種類と特徴
耳かけ型補聴器には、主に3つのタイプがあります。
通常の耳かけ型(BTE)は、昔ながらの定番スタイルですが、現在でも高齢の方などに選ばれています。
重度難聴用耳かけ型は、中度から重度の聴力レベルの方に対応したパワフルなタイプです。
そして、最も人気が高いのがRICタイプなんです。これは本当に小さくて、髪の毛に隠れるほどなんですよ。「耳かけ型はちょっと…」と思われている方も、RICタイプを見ると印象が変わることが多いですね。
RICタイプの革新性
RICタイプは「レシーバー分離型」と呼ばれ、音を出すレシーバーという部品を本体から分離することで、大幅な小型化を実現しました。
従来の耳かけ型補聴器では、レシーバーが本体内部に内蔵されていたため、どうしても本体が大きくなってしまっていました。しかし、RICタイプではレシーバーを耳の中に配置することで、本体をかなり小さくできたんです。
実際の装用写真を見ていただくと、近くで撮影してもわかりにくいほど小さいんです。髪色や眼鏡のフレームの色と本体カラーを合わせることで、さらに目立ちにくくできますよ。
耳かけ型補聴器を選ぶメリット
耳かけ型補聴器の最大のメリットは、その扱いやすさです。
操作の簡単さは、特に初めて補聴器を使われる方にとって重要なポイントですね。装着も簡単で、ボタンやスイッチの操作もわかりやすいんです。
指向性マイクが搭載されているのも大きな特徴です。これは、前方の会話と周囲の雑音を環境認識して、聞きたい音を強調してくれる機能なんです。騒がしいレストランなどでの会話が楽になりますよ。
価格の幅広さも魅力的で、当店では5万円台からご用意しています。予算に応じて選択肢が豊富なのは嬉しいポイントですよね。
適応範囲の広さも見逃せません。耳あな型補聴器に比べて、より幅広い聴力レベルの方に対応できるんです。
違和感の少なさも特徴的で、耳あな型補聴器のようなこもり感を感じにくく、自分の声も自然に聞こえます。
耳かけ型補聴器のデメリット
耳かけ型補聴器にも、いくつかの注意点があります。
汗や雨での故障リスクは、耳あな型補聴器に比べて高くなります。ただし、現在の機種は防水・防塵性能が大幅に向上していますので、日常的な使用では問題ありません。
アクセサリーとの干渉も考慮する必要があります。帽子やマスク、眼鏡との組み合わせで、時々干渉することがあります。
音漏れ(ハウリング)のリスクもあります。耳栓が適切にフィットしていないと、「ピーピー」という音が出ることがあります。ただし、これは調整で解決できる問題です。
見た目の問題では、髪の毛が短い方の場合、後ろから見えることがあります。
あなたに最適な補聴器選びのポイント

聴力レベルによる選択
軽度から中度の難聴の方の場合、耳あな型補聴器の小型タイプ(CICやIIC)が人気ですね。見た目を重視される方には特におすすめです。
中度から高度の難聴の方には、耳あな型補聴器のカナルタイプか、耳かけ型補聴器のRICタイプがよく選ばれます。
高度から重度の難聴の方の場合、パワーが必要になるため、耳あな型補聴器のフルカナルタイプか、耳かけ型補聴器の重度用タイプをおすすめしています。
ライフスタイルに合わせた選択
活動的な方には、耳あな型補聴器がおすすめです。スポーツやアウトドア活動をよくされる方には、外れにくさと汗への強さが大きなメリットになります。
電話を多用される方も、耳あな型補聴器の方が使いやすいでしょう。
初めて補聴器を使われる方には、操作が簡単な耳かけ型補聴器をおすすめすることが多いですね。
予算を重視される方も、耳かけ型補聴器の方が選択肢が豊富です。
耳の状態による制限事項
補聴器選びで非常に重要なのが、耳の状態なんです。
中耳炎などで耳漏れがある方は、耳あな型補聴器やRICタイプの耳かけ型補聴器は避けた方が良い場合があります。これらのタイプは、耳の中に直接レシーバーが入るため、耳漏れによる故障リスクが高くなってしまうんです。
耳垢が柔らかくて多い方も同様の注意が必要です。ただし、補聴器の音孔部分に特殊な加工を施すことで、故障リスクを軽減することも可能です。
手術をされている方や耳の形が変形している方の場合、耳あな型補聴器の作製が困難な場合があります。このような場合は、耳かけ型補聴器を選択することになります。
そうなんですね、これらの判断は専門知識が必要なので、ぜひ私たち専門スタッフにご相談いただければと思います。
補聴器の最新技術と価格のバランス
最新の小型補聴器技術
補聴器業界では、技術革新が続いています。たとえば、フォナック社ではチタン合金を使用した史上最小クラスの耳あな型補聴器があるんです。
チタン合金の採用により、従来より軽量で丈夫、そしてアレルギーリスクも低い補聴器が実現されました。耐食性にもすぐれているため、サビに強いのも特徴です。
耳かけ型補聴器でも、RICタイプの進化は目覚ましく、充電式タイプも選べるようになりました。充電式なら、電池交換の手間がなくて便利ですよね。
価格と性能のバランス
補聴器選びでは、価格も重要な要素ですよね。当店で販売している価格帯をご紹介すると、耳あな型補聴器は9万円台から、耳かけ型補聴器は5万円台からご用意しています。高額な補聴器になると片耳で60万円以上するものもあります。
価格差はおもにチャンネル数(音を細かく調整できる機能の数)や搭載されている機能の違いによるものです。日常生活でどの程度の性能が必要かは、個人のライフスタイルによって大きく異なりますので、ぜひご相談ください。
補聴器専門店スタッフからのアドバイス
試聴の重要性
私がいつもお客様にお伝えしているのは、「試聴の大切さ」です。どんなに理論的に説明しても、実際に使ってみないとわからないことがたくさんあるんですね。
当店では、耳あな型補聴器も耳かけ型補聴器も、しっかりと試聴していただけます。特に耳あな型補聴器の場合は、簡易的な耳型を作成して試聴用を作ることも可能です。
アフターケアの重要性
補聴器は「買って終わり」ではありません。定期的なメンテナンスや調整が必要なんです。特に耳あな型補聴器の場合、耳垢の除去や音孔の清掃が重要になります。
当店では、購入後も定期的なメンテナンスサービスを提供しています。「調子が悪いな」と思ったら、遠慮なくご来店ください。多くの場合、簡単な調整で解決できることが多いんですよ。
家族の理解と協力
補聴器を使い始める際は、ご家族の理解と協力も大切です。特に初めて補聴器を使われる方の場合、慣れるまでに時間がかかることもあります。
ご家族には、「大きな声で話さなくても良い」「正面を向いて話す」「口元を隠さない」といった点を理解していただくと、より快適に補聴器を使えるようになります。
まとめ:あなたらしい補聴器選びを

耳あな型補聴器と耳かけ型補聴器、それぞれに素晴らしい特徴があります。最終的には、あなたのライフスタイル、聴力レベル、耳の状態、そして予算を総合的に考慮して選ぶことが大切なんですね。
そうなんですね、補聴器選びは人生を豊かにする大切な決断です。「もっと早く相談すれば良かった」とおっしゃるお客様も多いんですよ。
最新の補聴器は本当に小さくて高性能です。見た目を気にされている方も、きっと驚かれると思います。性能もどんどん良くなっていますので、補聴器をしていることを気にせず、おしゃれも楽しめますよ。
いかがでしょう、この記事が皆さんの補聴器選びの参考になったでしょうか?私たち大阪補聴器リスニングラボでは、IICタイプもRICタイプも豊富に取り扱っています。
女性の方は特に見た目を気にされると思いますが、目立たない補聴器なら、もっとおしゃれを楽しめると思いませんか?ぜひ一度、お気軽にご相談にいらしてください。あなたにぴったりの補聴器を一緒に見つけましょう!