感音性難聴で補聴器の選び方【悩み解消!】

感音性難聴と補聴器の選び方について紹介します。感音性難聴は耳の中の内耳でおこる難聴です。感音性難聴と診断されて聞こえに心配な方は一度補聴器の使用を試して下さい。

分の聞こえに合う補聴器を選ぶ時は聴力を測定して調整してくれる補聴器専門店で選ぶ事がとても大事です。効果があるのか悩んでいる方は試聴やレンタルもできますよ。

補聴器には種類があり選び方を間違えてしまうと聞こえの効果が期待できませんので注意して下さい。

次からは、感音性難聴でお悩みの方に合う補聴器の選び方を詳しく見ていきましょう。

目次

感音性難聴の原因と特徴

聞こえが悪くなり耳鼻科を受診したら感音性難聴と診断されて心配な方もいらっしゃるかと思います。難聴には感音性難聴、伝音性難聴や混合性難聴など種類があります。感音性難聴は内耳や聴神経など感音器と呼ばれる部分に障害がおきておこる難聴です。

先天性と後天性

先天性と後天性に分かれます。先天性は生まれながらに難聴という方、後天性はウイルスの感染や加齢などで難聴になる場合です。

感音性難聴になる原因には様々あります。(先天性難聴、老人性難聴、突発性難聴、音響外傷など)感音性難聴は意外と身近に起こってしまう可能性がある難聴なんですね。両耳共に難聴になる場合と片耳だけが難聴になる事があります。

まだ病院で診察をしていない方で聞こえが気になる方は一度病院で診てもらいましょう。

基本的に現状では根本的な治療方法がありません。(突発性難聴の方は早期治療で回復する事があります)感音性難聴は高い音域の聞きとりが悪くなる為に言葉の聞き間違い、聞きとりが困難になるのでお仕事をされている方や趣味がある方、学生にとっては特に悩みが増えます。また、大きい衝撃音などに敏感になる傾向があったり耳鳴りを伴うなど症状は様々です。

難聴の種類について詳しくはこちら

感音性難聴の方の悩み
  • 会話の聞きとりが困難(聞き間違いや内容がわからない時がある)
  • 講演会など離れた場所の話しが聞こえない
  • 複数人の会話を聞きとる時により集中する為にストレスにもなる
  • テレビのボリュームが大きいと家族に注意される

会話の聞き間違いが多くなったり生活する中で困る場面が多く出てきます。お仕事をされている方も仕事でミスをしたり学生の方は授業の聞きとりが難しい、などストレスの原因にもなります。感音性難聴でお困りの方は補聴器で聞こえを補うという解決策があるので紹介しますね。

感音性難聴の方が補聴器を選ぶ2つのポイント!

感音性難聴で補聴器を選ぶ時には注意しないといけないことがあります。まず購入する場所ですが、感音性難聴であれば自分の聞こえに合わすことのできる補聴器を購入する必要があります。

感音性難聴の方が補聴器を購入する場所

通信販売などで購入できる補聴器は集音器と呼ばれるモノが多くて価格は1万円以下から約6万円ほどで売られています。

価格帯はとても安いし、購入するのも自宅で出来るので簡単ですが売られている物は音量の調整は可能ですが使う人の聴力にあわす事ができないんです。

いわば一般大衆向けの機器です。難聴がある方に必要なのは自分の聞こえに調整ができる補聴器なんです。調整ができる補聴器は補聴器専門店で購入する事ができます。補聴器専門店で売られている補聴器は医療機器なので安心して使用できます。

実際の補聴器の試聴をすること

そして補聴器専門店では聴力測定や実際の補聴器を試聴する事も可能なんです。補聴器を選ぶ際に試聴する事はとても大事なんですよ。どんな物かわからずに買うより、知ってから買った方がいいですよね。

補聴器専門店で買える補聴器は片耳約5万円から50万円ほどと価格に差があります。どうしてこんなに価格が違うのか?この価格の違いは補聴器の性能によって変わってきます。

性能というのは音質の調整ができる数や雑音の抑制機能など機種により違いがあります。

補聴器の価格の違いについてはこちら

補聴器の種類はメーカーによっても様々ありますね。

形状によっても色々と機能が変わってくるんです。

耳あな型補聴器と耳かけ型補聴器の選び方

耳あな型補聴器

耳あな型補聴器の特徴は耳の形をとって作るオーダーメイドの補聴器です。耳あなにピッタリ収まりますので落とす心配がありません。補聴器の効果としては耳本来の耳介効果を利用した聞きとりが可能です。耳あな型補聴は耳あなに入れ込む為閉塞感があります。耳漏がある方は故障しやすいリスクがあります。こもり感を感じられる方、低音域の聞こえが残っている方には補聴器にベントと呼ばれる空気穴を開ける事でこもり感を和らげる事ができます。補聴器の大きさは大きい物もあればとても小さいサイズで作る事ができるので見た目を気にされる方にもおすすめできます。

耳かけ形補聴器

耳かけ形補聴器は補聴器本体を耳にかけて使用します。耳かけ形補聴器には2種類ありレシーバーが内蔵された標準タイプと外部にレシーバーが着いたRICタイプと呼ばれる種類があります。高音域が低下しているが低音域の聞こえが残っている感音性難聴の方には耳かけ形、RICタイプが適応しやすいです。見た目もかなり小型化が進んでいるので髪を伸ばされている方だと補聴器を着けていてもわからないです。幅広い聴力に合わす事が出来ますがマスクや帽子、メガネをされる方はつけ外しに少し注意して頂く必要があります。


聞こえ方や形の好み、難聴の程度にもよるので必ずではないですが感音性難聴の方には耳かけ形補聴器が特性上合いやすい作りになっていますね。他にも補聴器を選ぶ際は補聴器メーカーによる機能の違いなども知っておくとよいですね。
耳あな型補聴器と耳かけ形補聴器の違いについて詳しくはこちら

耳あな型補聴器と耳かけ形補聴器を試して決めたい場合、基本的に試聴できるのは耳かけ形補聴器のみです。耳あな型補聴器は耳の型をとり、一度作らないといけない為に一度作製しなければいけません。大阪補聴器リスニングラボでは耳かけ形補聴器は30日間、耳あな型補聴器は90日間は返品、交換をしますのでご安心下さい。

補聴器は電池式か充電式で選べます

補聴器の電池交換が煩わしい、交換するのが身体的な理由で難しい方には充電式の補聴器がおすすめです。充電式補聴器は電池交換の手間が要らないので年配の方にもおすすめできます。形状は耳かけ形補聴器のみしか販売されていません。電池式補聴器に比べ少し価格が上がりますが充電式補聴器は操作が簡単です。充電式補聴器について詳しくはこちら

難聴が両耳か片耳でも補聴器の選び方は変わります

感音性難聴は必ず両耳におこる訳ではありません。片耳だけにおこる可能性もあります。両耳の難聴と片耳の難聴では補聴器の選び方がかわるので知っておく必要があります。その中でも突発性難聴など片耳は健康で片耳が全く聞こえなくなってしまった方。この様な聴力の方には一般的な補聴器で合わす事が難しいのです。

補聴器をしても効果が出ない事があり、そのような方にはクロス補聴器と呼ばれる特殊な補聴器で聞こえを補う方法があります。

クロス補聴器とは送信機で、難聴のある耳に着けます。健康な耳には補聴器を使用します。補聴器とクロス補聴器、両耳に着けて使用します。クロス補聴器は片耳難聴の聞こえを補う為に開発されました。クロス補聴器に入った音声を補聴器に飛ばす仕組みになっています。難聴がある耳に入った音声はすべて補聴器に入ってくるので騒音下での聞きとりや方向感については改善が難しい所もありますが片耳難聴の方をサポートしてくれます。クロス補聴器について詳しくはこちら


補聴器の保険と保証

補聴器を買う前に気になるのが保険や保証が付いているのか。補聴器には基本的に保証期間があり、2年間保証と3年間保証(福祉対応機種は1年)があります。補聴器を使用していて故障した際などは無料でなおす事ができますので安心下さい。自然故障以外、自分で踏んだりした場合は保証の対象外になることがあります。
補聴器の保険や保証、補助などについて詳しくはこちら

補聴器の選び方の次に大事なのが購入する補聴器専門店を選ぶ方法を紹介しますね。

補聴器専門店の選ぶ2つのポイント!

補聴器を購入する場所は補聴器専門店と説明しましたがどこの専門店でもよいとは限りません。補聴器専門店でも選ぶポイントが2つあるので紹介します。

認定補聴器技能者が在籍している

まず一つが資格を持った認定補聴器技能者が在籍しているという事です。認定補聴器技能者が在籍していれば補聴器に対しての技術や知識があるので補聴器の調整も安心できますね。

自分で通える場所にあるか

もう一つは自分で行く事ができる場所にあるかです。補聴器購入後のアフターサービスもとても大事なんです。アフターケアを受けるには自分で通える地域にあると安心できます。補聴器専門店で購入するには足を運ぶ事となりますが、最近では出張訪問をサービスをしている補聴器専門店もありますので年配の方はそういった店舗を利用されると良いですね。

大阪補聴器リスニングラボでも出張訪問サービスをしています。補聴器専門店で売られている補聴器も多少高額にはなりますが雑音を抑える機能やピーピー音がするハウリングもほとんどありません。聴力に合わせた調整をする事ができる性能の良い補聴器を取り扱っています。

補聴器専門店で買うメリットやデメリット

メリット
  • 認定補聴器技能者が補聴器の調整や点検をしてくれるので安心できる
  • 補聴器購入後のアフターケアも安心。気軽に調整、点検できる
  • 耳鼻科の紹介など連携が取れているので耳の事で何かあっても安心できる
  • 補聴器故障や紛失の際もしっかりと対応してもらえる
デメリット
  • お店に足を運ぶ必要がある
  • 調整や点検などをする際に時間が必要となる
  • 補聴器の値段が集音器などに比べると高額

自分にあった補聴器を選ぶには信頼できる補聴器専門店を見つけることが良いですね。

まとめ

感音性難聴で補聴器をお考えの方に選び方を紹介しました。感音性難聴でお悩みの方には補聴器をする事で聞こえを補うという方法があります。聴力によって補聴器は必ずしも効果が出るとは限らないですが聞こえを改善したい方には是非試していただきたいです。大阪補聴器リスニングラボでは感音性難聴でお悩みの方の相談も承ります。聴力測定から補聴器の試聴、一度試してみたい方にはレンタルも出来ます。

自分に合った補聴器をする事で今まで悩んでいた聞こえが変わるかも!ご来店お待ちしています。

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