補聴器は値段で違いがあるので紹介しますね。知っていればあんしんして補聴器を選べます。
補聴器は価格によって効果や選べる機能が変わってくるんです。雑音が静かになったり、騒がしい場所でより聞きやすくなったり、性能も変わりますよ。
同じ補聴器という名前でも買う種類によれば自分にはあわない、着けても全然聞こえない!というコトもあるんですよ。
着けても効果がないモノを選んでしまわないように、買う時は自分の聞こえに調整してくれる補聴器専門店で選びましょう。
今回は見た目ではわからない補聴器の値段の違いをわかりやすく説明していきますね。
補聴器の気になる値段について
補聴器を買おうか迷っている時、気になるのが補聴器の値段ですね。
色んな情報を集めてみてわかるのは同じ補聴器でも価格が大きく違うという事。
とある通信販売で補聴器の金額を見ると、片耳で1549円で売られていて非常に安いと思ったが他の補聴器専門店で見てみると
片耳で120000円!?
1549円と120000円と大きく値段が違って売っていて、何かの間違いじゃ?とも思いますが何も間違いではありません。
まずこの違いは根本的な所にあります。
その根本的な違いとは何かを説明していきますね。
安い補聴器と高い補聴器の違いについて
値段の安い補聴器と高い補聴器の違いですが、まず通信販売で売られている安い補聴器ですがよく見てみると「助聴器」や「集音器」という表記があります。見た目は補聴器のようなので補聴器だと思いがちですが、実は違うんです。
安く売られている助聴器や集音器は性能的には難聴がある方にはあまりオススメができません。簡易的で扱いも簡単、買うのも自宅で簡単に買えるので非常に楽です。値段が安くて買いやすく、それで聞こえるならコレでいいんじゃないかと思うんですがいいコトばかりじゃありません。
値段が安い補聴器
助聴器や集音器はとても簡易的な作りで、耳あなに入れるタイプもありますがすべて既成品となります。
性能は名前の通り音声を集音する効果があります。ですのであまり聞こえない小さな声、物音を大きく増幅させて聞く事ができます。しかし、この増幅させる機能は集音される全体の音を大きくする仕組みとなっていて、自分の聴力に音を調整する事はできません。買って聞こえなければ調整で変える事もできないんです。
値段が高い補聴器
そして片耳で5万円、10万円を超える価格の補聴器ですが、基本的には対面販売で売られる管理医療機器として認定された補聴器になります。安い補聴器、助聴器や集音器と高い補聴器の違いは管理医療機器として販売されているという違いがあるんです。購入も基本的に対面販売で売られていて、主に補聴器専門店、メガネ店、電気店、または耳鼻科などの補聴器外来などで購入できます。補聴器を買う時は必要とする本人がお店に出向かなくては買えません。
そして、ただ単順に音の上げ下げをするだけのモノとも違うんですよ。補聴器は販売する前に必ず聴力を測り、使う人の聴力のデータを元に音質を調整する事ができるんです。
この様に安い補聴器と高い補聴器には大きな違いがあるんです。
以外と同じ補聴器として見てしまいがちですが性能が全然違うんですね。ですので、1万円以下から買えるモノは自分の聞こえ方に合わす事ができないので難聴が進んでいる方が着けても効果が見られない可能性が高いです。通信販売では販売元が聴力の測定をして買う訳ではないので着けて必ず効果が出るという保証がありません。
聞こえが悪いと一言でいっても聞こえ方はみなさん異なるので。通信販売で売られているモノは一般大衆向けです。難聴があると病院で診断された方、疑いがある方には効果が出ない事があります。ただ安いという理由で買っても効果がなければ意味がありません。ですので通信販売で購入を考えられている方は性能をよく理解した上で購入しなければいけません。
では、管理医療機器として販売されている補聴器の値段について紹介します。
補聴器の値段について
まず、補聴器の相場ですが補聴器は片耳で約5万円から50万円程度の価格帯になっているんです。片耳で高くなると50万円という事で人によっては大変驚かれる金額となっています。補聴器が高額な理由はしっかりあります。補聴器はとても精度の高い機器から成り立っているんです。見た事がある方もいると思いますが最近の補聴器ってもの凄く小さくなってます。
あの本体にマイクや音を出力する機器が内蔵されているんです。そんな小型の精密機器を使用している為に製作コストがあがるんです。そして補聴器の価格には調整する技術料も含まれてます。調整技術料とは、補聴器はただ単に購入してすぐに使えるモノではありません。
使う方の聴力データを元に音質を調整する必要があります。調整は買った時にして終わりではなく、買ってからも聞こえに変化があった時など、購入後のアフターケアが大事になってきます。そのアフターケアなど、点検時の費用なども最初の補聴器本体の価格に含まれているんです。この様に、補聴器が高額なコトには理由があるんですね。こちらもご参考下さい
次に、補聴器の値段による違いを説明しますね。
補聴器の値段にはどんな違いがあるのか
補聴器は値段によって「性能」が変わります。
性能が良くなれば音質をより細かく調整できます。細かく調整できる事により、より聞き易い音質に近づける働きがあります。
そして雑音の抑制機能も良くなるので静かな聞きとりが期待できます。一つ性能が良くなればマイクの集音精度まで変わってきます。
値段が高い補聴器はそれだけ性能が良くなるので、一番高い補聴器には今の補聴器にできるコトすべてが可能という事です。
ですのでよい性能を求めるとそれだけ補聴器も高くなるんですね。後は耳あな型補聴器か、耳かけ型補聴器かでも多少相場は変わってきますね。
値段の違いはわかったので後は選び方ですね。
補聴器をどの様に選んだらいいか
補聴器を買う時はまずは補聴器専門店で相談するコトが大事です。
自分にあう補聴器を選んで買うには、自分の聴力にあう補聴器を提案してもらえて補聴器の知識がある専門スタッフが頼りになります。形やサイズなど自分の希望を伝えて決めていくと買って失敗する事もないですね。
補聴器は安いから聞こえない、というコトにはならないです。補聴器をしても効果がない方の場合は高い補聴器でも聞こえないです。(補聴器の効果は個人差があるのも知っておいて下さいね。補聴器をしても耳本来の言葉を認識する能力が低下していると補聴器を着けても聞きとりの効果が出ない場合があります。)
補聴器は高くても安くても使う場所によればほとんど性能が変わらないという事も知っておいて下さい。例えば、聞こえが悪い寝たきりのおばあちゃんに50万円の補聴器は必要ないんです。補聴器の性能は騒がしい場所など、ある特定の環境で違いが出てきます。あまり良心的な販売店では無い場合はただ単に高い補聴器を販売する場合もあったりしますので注意して下さいね。
ですので補聴器の性能は自分の生活環境にあったモノを選ぶのがいいです。無理して必要の無い性能が付いた補聴器を選んだりする必要はありません。後はあまり無理せずに予算内で購入するのがよいですね。購入前に補聴器の試聴やレンタルで効果を実感してから選ぶと失敗する事もなくなりますよ。大阪補聴器リスニングラボでも補聴器のレンタルや試聴可能です!
まとめ
補聴器の値段の違いについて紹介しました。安く売られている補聴器は実は医療機器ではない場合があるんですね。
医療機器の補聴器とそうでないモノは聞こえ方の効果が全然違ってきます。違いを知らずに買ってしまわないよう、購入前によく確認してみて下さいね。補聴器の性能をえらぶ時は自分の生活環境に合わせた補聴器をなるべく選んで下さいね。自分の聞こえを補うためです、補聴器の性能はしっかりと考えて決めましょう。