補聴器の寿命について【買い換える時期】

補聴器は寿命があるのでしょうか。買い換える時期について紹介します。補聴器には実は耐用年数が存在します。年数は約5年と言われています。勿論それ以降使えなくなる訳ではないです。あくまで目安とお考え下さい。耐用年数は補聴器にかぎらず、電化製品や車などにも定められています。今回は補聴器の寿命や買い替える時期について説明します。

補聴器はずっと使う事ができない?

補聴器を購入しようとお考えの方の中に補聴器ってどれくらい使用する事ができるのか気になられている方も多いと思います。補聴器は片耳で約5万円から50万円までと幅広くあります。補聴器はそんなに安い物でもないので買ってからどれくらい使えるのか気になりますよね?そこで今回は補聴器の寿命についてご説明します。

耐用年数について

電化製品などには耐用年数という期間が定められています。耐用年数とは機械がどれくらいの期間正常に使うことができるかの目安となります。補聴器にもこの耐用年数があります。補聴器の耐用年数は5年とされています。しかし耐用年数は5年ですがそれ以降も使用する事ができます。補聴器は修理に出して直す事が可能ですので5年過ぎても修理をすればまだ使う事ができます。補聴器は5年経つまでの間に使用しているとなんらかの故障などが出てくると思います。毎日使う物ですし、使う場所も様々です。ですのでこの耐用年数はあくまで目安とお考え下さい。5年間は故障しないなどの意味ではありません。

では何故耐用年数5年と言われているのか?

耐用年数5年と言われているがそれ以降も使えるという事で疑問が出てきますがこの5年には意味があります。それは補聴器の製造過程に関係します。補聴器は販売終了になってから5年間は部品の製造をしています。ですので部品が製造されていたらその間補聴器を修理する事が可能です。部品の製造が終了してしまうと修理する部品が無いので修理対応できなくなってしまいます。最新の補聴器だとすぐに製造終了にならないので5年以上修理期間があるのですが少し前に発売された機種など、製造中止前の補聴器を購入すると5年間しか修理が出来ないのです。耐用年数5年というのは修理対応できる年数に関係しています。

こちらもご参考下さい。補聴器の保証期間について

補聴器を長く使う為の秘訣を紹介

補聴器の寿命を少しでも長くしたい、キレイに使いたいという方は多いですよね。
少し高価だったらなお更ですね。そこで補聴器を長く使って頂く為に日々の対策を紹介します。

対策その1 補聴器のクリーニング

まず対策の一つとして日々の補聴器の掃除、クリーニングです。補聴器を一日着けて外して、とその繰り返しで毎日使うと補聴器も汚れてきます。汚れるだけなら拭く事で済むのですが補聴器内部に耳垢やホコリなどが入り込んでしまう場合があります。耳垢の状態にもよりますが機械の中に浸入して故障の原因になる事があります。ですのでクリーニングをする事が大事です。クリーニングの方法は補聴器用のブラシ、歯ブラシなどで音口部分を掃除します。補聴器のマイクの部分にもホコリなどが詰まる事があるのでブラシで掃除しましょう。そして夜使用しない時などは乾燥ケースや乾燥器に保管しましょう。

対策その2 補聴器専門店でメンテナンス

簡単にできるクリーングの他に補聴器専門店ならではのメンテナンス、クリーニングをする事で補聴器故障の対策ができます。自分で出来るクリーニングとは違い補聴器専門店にはクリーニング機器を用意しています。専用の機械でクリーニングすればよりキレイに使えます。補聴器内部もしっかり乾燥してもらえます。

対策その3 補聴器メーカーのメンテナンス

そして一番の対策となるのが補聴器メーカーでのメンテナンス、点検です。専門店では機械をバラしたりする事はできません。しかし、メーカーに出せば機械内部までしっかりメンテナンスしてもらえます。補聴器には保証期間が設けてあります。大体が1年間もしくは2年間の保証期間です。補聴器はその期間内だと無償で修理、点検してもらえます。(自然故障に限ります)購入してから保証期間が過ぎてしまう前におすすめするのが補聴器のオーバーホールです。オーバーホールとは補聴器内部のマイクやレシーバーなどの部品を新品交換してくれる点検サービスです。保証期間内だと無償ですので是非活用しましょう。

補聴器のお手入れやメンテナンスについて詳しくはこちら

補聴器の買い替えの時期について

修理できる期間が5年しかない物を買いたくはないですよね?ですので補聴器を初めて買う方も買い換える方もなるべく新しい物にする事をおすすめします。製造中止になる補聴器など販売店でも事前にはわからないのでなるべく古いモデルは購入しない方がよいです。ここ最近の補聴器の新製品が出る頻度は一昔前に比べると早くなっていますね。そして新しい補聴器になると性能も勿論良くなっています。補聴器を5年以上使用されるのも良いことです。しかし、修理費も保証が過ぎて色んな箇所を修理となると費用も少し上がってきてしまいます。少し高額な修理費を払うんだったら買い替えをお考えになるのもいいでしょうし、今使用中の5年前の機種より聞こえをよくしたい、性能を上げたいという方にも買い替えをおすすめします。壊れた時にもう修理が出来ないという状況にならない為に大体の買い替え時期を頭に入れておくといいでしょう。

まとめ

補聴器の寿命について紹介しました。補聴器の耐用年数は5年と言われています。しかし、必ずしも5年経つと買い替えなければならないという訳でもありません。ただ修理対応が過ぎてしまう前には買い替ええを考えられるのが良いです。修理費も増えてきますので5年経過した頃に一度買い替えの事を思い出して下さい。補聴器の性能も新しい物だと良くもなっています。後は定期的な補聴器のメンテナンスをする事です。自分で出来る事、補聴器専門店で出来る事、補聴器メーカーで出来る事を対策として下さい。大阪補聴器リスニングラボでは補聴器の点検、クリーニングしておりますのでお気軽におこし下さい。出張訪問もお受けしていますので是非ご相談下さい。

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