中耳炎の難聴と補聴器について【故障の少ない正しい選び方】

中耳炎で難聴になり補聴器を使用したいと考えられている方に大事なポイントを紹介します。まず中耳炎は治る可能性があるのでその疑いがある場合は耳鼻科での適切な治療がとても大事です。補聴器専門店に行く前に必ず治療を受けて下さい。難聴が治らず補聴器を選ぶ際は専門店でよく相談をしましょう。中耳炎の方が補聴器を選ぶ時は耳漏(みみだれ)による混入で補聴器が故障しやすいです。故障しにくい補聴器を選ぶ事が大切です。中耳炎でも故障しにくく快適に使用できる補聴器の選び方をご紹介します。

中耳炎の原因について

耳の病気の中でも聞いた事がある、または幼い頃にかかった事がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?中耳炎は耳の中の中耳と呼ばれる場所に炎症が起こる病気です。中でも多いのは急性中耳炎です。基本的に細菌感染症が多いですがウイルス感染などの場合もあるようです。細菌感染の為、耳管と呼ばれる部位が短い小児に起こりやすいほかに上気道炎が多い冬に多く起こります。その他に習慣的に鼻すすりを行っている場合は、中耳が陰圧になる為に細菌を吸い込みやすくなり中耳炎を起こしやすくなるようです。中耳炎の原因となる細菌としては、インフルエンザ菌、肺炎球菌の2つが最も多いとされています。この2つの細菌で細菌感染による中耳炎の9割以上を占めています。これらの細菌では抗生物質に対する耐性化が進んできているようで問題視されているとの事です。

主な中耳炎の種類

急性中耳炎(きゅうせいちゅうじえん)

中耳腔に膿がたまって鼓膜が外耳道側に腫れる。一般的に多く見られる中耳炎。

滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)

中耳内部の圧力が下がって鼓膜が中耳腔側にひっこみ、中耳腔に細胞内から出た炎症性の水(滲出液)が溜まった状態になる。

真珠腫性中耳炎(しんじゅしゅせいちゅうじえん)

中耳炎を繰り返して一部の上皮組織が球状に増殖して耳の周りの骨を破壊する病気。球状になった上皮組織が真珠のように見える為に真珠腫と呼ばれています。先天性と後天性に分かれる。

慢性中耳炎(まんせいちゅうじえん)

幼児期に発症した急性中耳炎の治療が不十分な場合など中耳に慢性的に細菌感染が持続することがあります。鼓膜の穿孔に加えて長期間になる炎症により、耳小骨(じしょうこつ)や中耳にも障害が及んでいる状態。

中耳炎の症状について

急性中耳炎の症状(急性化膿性中耳炎)

耳の痛みと発熱、聴力の低下を伴い鼓膜穿孔(こまくせんこう)が起きた場合は耳漏れ(みみだれ)がある

滲出性中耳炎の症状

耳の詰まった感じ(自閉感)を伴う、痛みなどは感じる事が無い。一番起こりやすい症状は伝音性の難聴。

真珠腫性中耳炎の症状

難治性の耳漏と聴力低下、痛みがある。内耳にまで進行した場合はめまいが起きる事がある。内耳に障害が及んだ場合感音性難聴の症状も合わさり混合性難聴になる事があります。

慢性中耳炎の症状

耳漏を繰り返すのが大きな症状の一つです。難聴の種類は伝音性難聴と感音性難聴が合わさった混合性難聴になる事が多いです。炎症が悪化する事により、めまいや耳鳴り、頭痛などの他に神経麻痺が起こることもあるようです。

中耳炎を発症したら

中耳炎になると難聴になることが多いのですが、もし中耳炎になったらどの様に対策をすれば良いのでしょうか?一番の解決策、それは病院(耳鼻咽喉科)に行く事です。中耳炎による難聴は治療をする事がとても重要となります。耳鼻咽喉科にて適切な治療を受けて下さい。治療は早ければ早いほど良いです。子供は特に症状を上手く伝える事が難しいので親が気づいてあげなくてはいけません。治療については短期間で済む事もあるようですが根気よく治療に専念しなければ治らないケースもあるようですので諦めずに治療を続ける事が大事です。大人がかかる中耳炎は子供がかかるのと比べ厄介となります。大人の中耳炎は重症になってしまう事があります。その原因は大人の方が中耳が大きく、膿が溜まりやすくなるので鼓膜が圧迫されて深刻な場合は難聴以外にも神経麻痺などの合併症が起きる事もあるそうです。中耳炎は完治するまでに時間が必要とされるケースがあります。耳の聞こえづらさや痛み、耳閉感を感じたら早めに耳鼻咽喉科を受診して下さい。

補聴器の正しい選び方について

中耳炎で難聴になられた方に補聴器の選び方を紹介します。まず、補聴器を選ぶ時は補聴器専門店で選ぶ事をおすすめします。今はインターネットの普及で自宅で簡単に補聴器(集音器)を購入できる時代です。しかしただ単に何でも購入すればいいという訳ではありません。中耳炎になられた方は耳の中の状態を確認して補聴器を選ぶ必要があります。それは何故かというと中耳炎になられた場合は耳漏がある事が考えられます。そのような場合には適正な補聴器選びが必要となります。正しい選び方をしなければすぐに故障してしまいます。結論から言うと耳漏が多くある場合には耳あな型補聴器、耳かけ型補聴器のRICタイプを選ぶ事はおすすめできません。特に慢性中耳炎の方です。耳あな型補聴器やRICタイプは耳の中に精密機械が入るので耳漏があると滲出液が補聴器内部に侵入して中の機械が故障してしまうのです。ですので基本的に耳漏がある場合は機械が耳あなに入らない耳かけ型補聴器(BTE)を選ぶ事をおすすめします。耳漏が少ない方や少し湿っている方で耳あな型補聴器やRICタイプで作製したいという場合は補聴器専門店スタッフとよく相談して下さい。この様に補聴器を選ぶ時には状況を見て購入する必要があります。ですので通信販売などでは購入せずに補聴器専門店で補聴器は選びましょう。

補聴器の選び方についてはこちらもご参考下さい

難聴が治らず補聴器を考えている方へ

補聴器専門店では難聴の程度や、状態の確認をした上で適切なアドバイスをしてもらえます。補聴器の選び方にも十分注意しなければいけません。大阪補聴器リスニングラボでは中耳炎の疑いがあり病院に行ってない方には補聴器をすすめません。まずは病院に行ってもらうよう病院の紹介をしています。

まとめ

中耳炎について紹介しました。中耳炎にもいくつか種類がありますね。中耳炎と言えば幼い頃に発症する事が多い耳の病気です。耳に痛みが出て、聞こえも悪くなるのが主な中耳炎の症状です。子供の頃にならなかったしもう大丈夫と思っている方も大人になってから発症する事もあるので注意して下さい。大人がかかる中耳炎は重症になりやすいと言われていますのでもし中耳炎の疑いがあれば様子を見る前に早めに病院で診察を受けましょう。治療をすれば治っていた難聴がもう治らないとなれば悲しいですよね。大阪補聴器リスニングラボでは難聴の診断をする事、中耳炎であるなど断定する事はできませんが中耳炎の疑いがあれば提携している病院を紹介してご案内しています。聞こえにお困りの方はお気軽にご相談下さい。

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