イヤモ二をされる方は注意!ロック難聴や音響外傷って知っていますか?

イヤモ二を使用中の方はお気をつけ下さい!ロック難聴、音響外傷という言葉を聞いた事がありますか?イヤモ二は耳の型を採取して作製するオーダーメイドのイヤホンです。しかし、あまり長時間使用したり大音量で使用すると耳を傷めてしまいます!それがロック難聴や音響外傷と呼ばれる症状に繋がります。イヤモ二を使用していない方も音楽好きな方は要注意です!今回はロック難聴、音響外傷について紹介します。

目次

イヤモ二とは?

イヤモ二とはインイヤーモニター、カスタムIEMなどと呼ばれるオーダーメイドのイヤホンです。

既成のイヤホンと違い、耳の型を採取して製作するので自分の耳にしっかりフィットして、遮音性にも優れ、音口部分が鼓膜に近くしっかりと音が入ります。主にオーディオが好きな方、音質に拘りのある方、音楽をされている方の間で大変人気があります。

耳型採取1

このイヤモ二に必要な耳型は大阪補聴器リスニングラボで採取しています。ご希望の方には事前に予約を頂いています。

カスタムIEMの耳型採取についてはこちら

ロック難聴、音響外傷とは?

ロック難聴(音響外傷)はヘッドホン難聴、イヤホン難聴、ウォークマン難聴など様々な呼ばれ方があります。
80年代にウォークマンが流行してそれとともに言われだした難聴です。医学的な専門用語では音響外傷と言われています。
音響外傷の原因は耳の中の蝸牛神経(かぎゅうしんけい)を傷める事でおこります。特に神経の有毛細胞は傷つきやすく、一度失うと再生する事はありません!ライブ、コンサートに行った時やイヤモ二、ヘッドホン等を使用して長時間の使用、大音量で音楽を聴いていると有毛細胞へのダメージが蓄積されます。耳の神経は気づかない内に消耗していくんです!

ロック難聴(音響外傷)の主な症状

音楽が好きな方には経験のある方も多いのではないでしょうか?
ライブ、コンサートなどに行った際、長時間大音量で聴いた後で耳鳴りがあったり、音が聞こえづらい状態になった事はありませんか?耳が詰まった状態が続いたり、さらにはめまいなどを伴う場合もあったりします。これが主な音響外傷の症状です。ライブが終わってから耳鳴りや目眩などが3日間以上続くようでしたら直ぐに耳鼻咽喉科へ行ってください。早期発見さえすれば回復する率も非常に高くなります。突発性難聴と同じような治療で主にステロイド投与となりますがこれが一週間も過ぎると回復が難しくなるので気をつけてください。

ライブやコンサートによく行かれる方も注意して下さい

イヤモ二を使用していない人もロック難聴、音響外傷に注意して下さい!

今、若者を中心にロック難聴(音響外傷)になる方が増えています。最近ではライブ、コンサートの人気があるのも原因の一つです。野外フェスティバル、コンサートやライブなどたくさんありますよね。近年ライブやコンサートに行く人は増加しています。これが若者がロック難聴になる増加の原因でもあるそうです。ロックコンサートのスピーカー前の音は100dB以上あると言われています。その音量はジェットエンジンの近くと同じほどに匹敵します。大きな音は毎日聴いているとどんどん蓄積されていきます。そんな大きな音から耳を保護する為には耳栓をつけて難聴を予防する事をおすすめします!聴力の低下は高音域部分の4000Hzから低下していく事が多いです。初めの内は自覚症状があまり出ないことが多く、難聴が発症するまでに5年から15年ほどかかって耳へのダメージが蓄積して難聴になる事もあるそうです。

耳栓をすることにより外部の音を減衰して聴くことが出来ます

音楽を聴く人にとって単に耳栓だけをしてしまうと音質が変わってしまうのであまり使いたくない方もいるかと思います。
しかし、ある程度の音質を保ったまま音を減衰するイヤープロテクター、イヤープラグと呼ばれる物があります。
趣味で音楽を聴く方も音楽をされている方も音質を損なわずに減衰するイヤープロテクターは難聴の予防には画期的な商品です。例えば100dBの大きな音も20dBくらい減衰して80dBで耳に届くそうです。この音の減衰量を選べる物もあります。
また製品ごとに音質やサイズも沢山あるそうで、音楽のジャンルによって耳に刺さるような高音や圧迫感のある低音を軽減したり、種類も豊富にあるのも嬉しいですね。やはり耳のためにも予防してあげることはとても大事だと思います。

おすすめのイヤープラグ

WESTONE(ウエストン)社のイヤープラグ、TRUカスタムイヤープラグがおすすめです。

こちらは耳の型を採って作られる耳栓になります。様々な騒音下に対応するフィルターを選ぶ事ができます。

本体のカラーも16色用意されています。右と左で色を変える事も可能です。

  • TRUカスタムイヤープラグ24800円(別途耳型代金5400円)

こちらが装用イメージです。耳の型から作られるので隙間が出来る事なくしっかりとフィットします。

WESTONE社のイヤープラグ、TRUカスタムイヤープラグは大阪補聴器リスニングラボで取り扱っています。

耳型の採取もしていますのでお気軽にお問い合わせ下さい!(ご希望の方は要予約)

イヤモ二の使用方法は必ず守りましょう!!

ライブやコンサートの音量は耳栓で守る事ができます。
しかし、イヤモ二やヘッドホンでの音響外傷を予防するにはどうしたらよいでしょうか?
それは使用方をしっかりと守る事です!それ以外に予防する事はできません。長時間の使用や音量を大きくしすぎるなどはロック難聴、音響外傷になる恐れがあるので大変危険です。少しくらい大丈夫、自分は大丈夫だろうと考えていると年齢関係なく難聴になってしまいます!イヤモ二の使用は一日一時間で耳を休ませるようにして注意事項をしっかりと守りましょう。

まとめ

一番は耳を休ませることが大事です!

音響外傷になった場合やライブが終わってから耳鳴りや目眩が3日間以上続くようでしたら直ぐに耳鼻咽喉科へ行ってください。早期発見さえすれば回復する率も非常に高くなります。音の蓄積で有毛細胞が抜けてしまうと再生する事がありません。
毎日イヤモ二やヘッドホンなどで音楽を聴いている方はなるべく耳を休ませることが大事です。イヤモ二、ヘッドホンの使用方はよく守って下さい。耳栓での予防はあくまでもコンサートやライブの時です。イヤモ二、ヘッドホンは一日一時間で耳を休ませてあげましょう!また大きな音がするところへ行くのであれば予め耳栓を備えて注意することが大事です。最後にもう一度いいますが、音響外傷、ロック難聴は耳栓の使用や耳を休ませることで難聴を予防できるそうです。イヤモ二、ヘッドホンの使用は休ませながら控えて使用して難聴予防をしましょう。大阪補聴器リスニングラボでは万が一ロック難聴、音響外傷の疑いがある方でご要望があれば聴力の測定もさせていただきます。耳鼻咽喉科を紹介することも出来ますのでお気軽にご相談ください。

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