認知症と難聴、補聴器の関係について

「難聴も認知症の危険因子」これは2015年に厚生労働省から発表されたコメントです。

難聴になると認知症になるリスクが高くなる事がわかってきています。
2017年、現在の日本は超高齢社会と言われています。今後もますます高齢化が進んで行く事が予測されています。今回は認知機能の低下によって起こる事がわかってきている難聴について、認知症と補聴器の早期装用についてなどを紹介します。

認知症、うつ病と難聴の関係性について

厚生労働省が発表している認知症施策推進総合戦略には
認知機能低下の危険因子の一つに難聴があります。
聴覚障害によって認知機能が低下しやすい、もしくはうつに繋がりやすいというデータが、国内外でも報告されています。

高齢者の難聴に早い段階で社会が介入する必要があります。
現在800万人が認知症の問題に直面しています。

超高齢社会と言われる日本では今後、更に増えると予測されています。

難聴と認知、脳の老化

認知機能テストの結果として健康な人と難聴の人のスコアを比較した時、
健康な人に比べ難聴の人は7歳分の加齢と同等というデータがあります。
難聴が進むと認知症の発症リスクが高まる事もわかってきています。
また、難聴の人は健康な人と比較して脳の萎縮も促進される事も明らかになってきているようです。
情報処理などの機能も難聴の人はより低下していきます。

医学的介入が必要な難聴者は約900万人

今現在公表されている日本の医学的介入が必要な難聴者は約900万人と発表されています。
その中で高度難聴者は40万人といわれています。
認知症やうつ病の増加も社会問題となってきています。
現在の認知症患者は約450万人、10年後にはそれぞれ700万人に達すると予測されています。

聞こえにくさは自覚しにくい?

耳の聞こえが悪いのでは?と周りの方、家族や友人から言われたなどよくある話しです。

聞こえが悪くなった事を自覚できていない方って以外と多いんです。難聴は早期に対応する事で言葉の理解力などに大きく影響します。
人の聴力は30歳くらいから低下していき、60代から聴覚の老化が更に進むといわれています。
加齢による聞こえ方は除々に低下するので本人も気がつかないまま対応が遅れることが少なくないです。
聴力低下が進むと言葉の理解が難しくなります。

難聴は生活に大きく影響します

聴力が衰えてくるとどのような事になりうるのか?

中でも大きな問題として会話が困難になる事です。聞き間違えの頻度が増え、何度も聞き返しをしたりする内に自信を失っていきます。考え方も後ろ向きになってしまいます。その中で聞いて理解する事が大きな負担になっていきます。ご家族や友人との交流が減っていき精神的にも弱ってしまいます。それが原因となり認知症につながる可能性が出てきます。今、65歳以上の高齢者の3分の1近くがある程度の聴覚障害を抱えているといわれています。聴覚障害はコミュニケーションに大きく影響し、社会的孤立につながります。少しでも聞こえに不安を感じたら早期に耳鼻科医師、補聴器専門店に相談するようにして下さい。

補聴器装用者と使用していない人の知覚老化

正確には認知機能と補聴器装用の関連性はまだわかっていないようです。
しかし、海外での65歳以上3000人を対象にした調査では補聴器装用者と補聴器を装用していない人である違いがわかっています。
それは補聴器を装用していない難聴者は認知機能の低下が早いという傾向があるという事。
一方、補聴器装用している人には認知機能の違いが見られなかった事がわかったようです。
補聴器をする事で少なからず違いはあるようですね。

日本は補聴器の普及率、満足度が先進国の中で一番低いといわれています。
これは公的補助を受けられる基準にも関係がある事なのかもしれません。

聞こえに不安を感じたら

聞こえが悪くなったと感じたらまずは耳鼻科医師、補聴器専門店に相談しましょう。
聴力を測り、その後どうすればいいのかよく相談しましょう。
大阪聞こえ補聴器では耳鼻科医師との連携も取れていますので耳鼻科の紹介もしております。
聞こえの相談はいつでもお受けしています。

補聴器を考えられている方

最近の補聴器はとても技術的に進歩しています。
よく悩みであった補聴器のピーピー音(ハウリング)などもかなり軽減されています。
見た目が気になる方にはとても目立ちにくい小型の物もあります。
一番最新の補聴器は充電式の補聴器も出てきています。電池交換を煩わしく感じていた方にはとても好評です。
試聴も可能ですので購入前に効果を確認する事ができます。
補聴器の価格は片耳43,900円~500,000円ほどの物まであります。
自身の聴力、使う環境、予算によってお勧めする補聴器は変わってきます。

補聴器は早期装用がおすすめです

長期間に渡る聴力低下により補聴器の補聴効果が出にくくなる事があります。

ご本人の状況を理解した上でご家族の方や周囲の方の後押しも大切です。

まとめ

今日本は超高齢社会と言われています。
難聴者の数も今後更に増えていくと予測されています。
難聴と認知症との関連性も大きく注目されています。補聴器をすれば認知症にはならない、とは断定できませんが補聴器は聞こえを補う事ができます。
今まで聞いてなかった音声を聞く事で脳の働き、言葉の理解力を保つ事ができます。音を感じないと物事を考える機能も低下していきます。
もし聞こえに不安を感じたり周りの方から指摘があれば耳鼻科医師、補聴器専門店にご相談下さい。早期に対応する事で精神的な不安や悩みなど改善する事ができますよ。

シーメンス・シグニアの認知症と難聴に関するカタログも当店でお配りしています。