汗を気にせずスポーツ中でも補聴器を!撥水加工のある補聴器について

汗が気になるスポーツ中にも補聴器をつかえる!撥水加工がある補聴器を紹介します。

補聴器にとって汗や水は避けなければいけない故障原因の一つです。
そしてスポーツをされる方は汗や砂ホコリなど故障になる原因が多い環境での使用になります。
今回紹介する撥水加工補聴器にナノテックコーティングと呼ばれる撥水加工がされていれば水や雨での故障も軽減する事が可能です!

今回はスポーツ中でも安心して使用する事ができる防水型の補聴器。そして撥水加工、ナノテックコーティングについて紹介します。

 

目次

補聴器の故障ってどのような原因が多いんでしょうか?

補聴器の故障ってどの様な時に起こるのか知っていますか?
補聴器は毎日生活する上で様々な環境に直面します。
補聴器は精密な機器なので意外な原因で故障してしまう事があります。
スポーツ中に補聴器を使用される方は汗をかきやすいので故障しやすいです。
ですので、補聴器を使う環境で注意しなければいけない環境について知っておく必要があります。
幾つか紹介したいと思います!

故障がおこりやすい環境
  1. 気温差の激しい場所
  2. 海の上や近くの場所
  3. 雨降りの中
  4. 砂ホコリが多い場所
  5. スポーツ中での使用、汗をよくかいている時

主にこの様な時に故障する恐れがあります!

どの様な不具合が起こるのだろうか?

紹介したような環境の中で補聴器が故障するとどの様な症状が起きるのか?

  • マイクが音を拾わなくなる
  • 音声が聞こえなくなる(不入音)
  • 雑音が入る
  • 音声出力が弱まる

このように補聴器の機能がしなくなってしまうので補聴器メーカーでの修理が必要になります!

水や汗に関する悩み

補聴器を使用されている方にとって水や汗は非常に気になります。
どのような悩みがあるのか?

  • 汗をかいた時に補聴器を気にする為ストレスになる
  • 水場での作業時、補聴器を外さなければいけなくて聞こえない
  • スポーツ中に使用したいが汗が気になり使用できない

夏場の故障は約2倍!?

湿気が気になる季節は補聴器の故障が急増します!
補聴器は精密機械なので汗、湿気などが発生する環境には強くありません。
ですので汗をかく事の多いスポーツをされる方も要注意です!
気温、湿度が高くなる夏場、結露する冬場にも汗、湿気、さび、腐食による故障率があがります。

提供元 ジーエヌリサウンド

解決策について

水や汗での故障は主に耳かけ形補聴器に起こりやすいです。

解決策として耳穴型補聴器にされるのが一つの手です。
耳の中は汗もかかないので汗での故障は減少します。ですのでスポーツをされる方にもおすすめです。
小型の耳穴補聴器にすると耳穴に隠れるほどのサイズなので特に安心できます。
そしてもう一つが今回紹介する防水機能に優れた補聴器にする事です。

耳あな型補聴器 小型のCICタイプ

汗や水での故障を予防する為の豆知識

補聴器を快適に使っていただくためにはしっかり水、汗から守る事です。
すぐにでも実行する事ができるのが乾燥ケースでの保管です。
補聴器を寝る前に外してそのまま置いておくのではなく汗や水を乾かす為に乾燥剤の入った乾燥ケースでの保管が効果的です!

最近では除菌効果もついた乾燥機なども発売されていますので是非活用してみてください。

フォナック(PHONAK)のD-Dry

乾燥機を使用する事により通常乾燥剤を使う乾燥ケースでの保管より乾燥機能は高くなります。
殺菌灯による除菌が可能になります!これによりとても綺麗な状態で補聴器を使用する事ができるんです。
フォナックのD-Dryにはタイマーが付いています!3時間と6時間を選ぶ事が出来ます!
このタイマーは時間が来ると自動的に切れるようになっています。
基本6時間充電で使っていただいてます。

フォナック D-Dry12,000円(税抜き)

  • 温風対流により補聴器を乾燥
  • UV-Cライトによる除菌効果で感染症のリスクを軽減
  • 状況に応じて乾燥時間を選択可能(3時間モード/6時間モード)
  • 通常乾燥の3時間モード
  • じっくり乾燥の6時間モード (夏場推奨)
  • 乾燥時間終了後、自動で停止
  • 過熱防止機能付きで安心設計
  • フタを開けるとUV-C照射が止まる自動安全機能
  • 長寿命UV-Cライト採用
  • 乾燥剤の交換不要
  • USBのACアダプターからの電源供給仕様

撥水加工、防塵加工のある防水補聴器について

補聴器の中で、水に強い特殊な加工を施した防水補聴器と呼ばれる補聴器があるのを知っていますか?

空気は通すけれども水は通さない特殊なフィルターが開発された事で防水補聴器は誕生しました。
この技術でマイクや空気穴に水が入らず空気だけを通す事ができるようになったのです。
現在防水型補聴器としての名称をつけている補聴器はほとんど耳かけ形補聴器です。
オーダーメイドの耳あな型補聴器も湿気や汗に強い加工を加える事ができたりします。
防水、防塵のテストをクリアしている為IPを取得しています。
防水という名ですが介護を受ける高齢者などでお風呂に入る際にはずさなくても良い程度です。
補聴器を着けたまま海に潜るなどは出来ません。水や汗と密接に生活している方を対象としている補聴器です。

IP等級や防水補聴器についてはコチラも合わせてお読み下さい。

防水補聴器で改善できる5つのポイント

  1. 汗、水、湿気から補聴器の内部を守り、故障を防ぐことができる
  2. 故障のリスクが減るので修理する代金などの負担も少なくなる
  3. メーカー修理に出すことが少なくなる
  4. スポーツなどで汗や砂ホコリの中でも安心
  5. 誤って補聴器をしたままでお風呂やシャワーに入っても安心

ナノテックコーティングとは?

撥水、撥汗効果のあるナノテックコーティングが外側も内側も水滴、汗から補聴器を守ってくれます!
ナノテックコーティングがされている補聴器では、万が一汗や湿気が補聴器内部に侵入しても弾くことができます。
通常コーティング無しでは染み込んでしまってさびができたり故障してしまいます。

ナノテックコーティングはイギリスの国防評価局が軍服を開発する過程で生まれました。
とても優れた撥水効果で今では靴や帽子、電気機器、医療機器など
世界を代表する様々なブランドで採用されています。

プラズマで超撥水

ただ表面に吹き付けて最後にはがれ落ちるコーティングではありません。
プラズマを真空槽内で発生させて補聴器素材に保護ポリマーを科学的に結合させるのでプラズマ処理された
補聴器の表面は液体を弾く性質へ変化します。
水滴や汗が補聴器に触れるとビーズ状になり表面を転がり落ちるようになります。

外側、内側も保護

外部からの液体の浸入を防ぎ、補聴器内部のICチップを水滴、汗からしっかりと保護してくれます!

こちらは補聴器メーカー、ジーエヌリサウンドがおこなった試験結果です。

食塩水の墳霧や水分、温度、循環的な湿気熱に対する試験など、

完成した補聴器に5週間の集中的な高加速ストレス試験を行って耐久性を検証した結果です。見てわかるようにコーティングありとなしではこんなにも違います!

コーティングがあると腐食やサビは見られません。一方コーティングなしは腐食やサビが多く見られます。

防水補聴器の注意点!

防水補聴器は完全防水ではないという事に注意が必要です!
防水補聴器だからと言って中の機械が腐食しないとは限らないです。
例えば着用中に汗が補聴器内部にしみ込んだ場合、夜間乾燥ケースに入れても塩分による腐食を防ぐのが難しいです。耳垢防止ガードが付いていても小さな固形物が混入してレシーバーやマイク等に付いて音が聞こえなくなる症状が出る事もあります。
防水性能を上げていくと結露にも弱くなる事があるのでこちらも注意が必要です。
暖かい所から寒い所に移動する事が多いと体温の上下も結構あるため、この場合も故障につながります。お風呂場のような高温多湿の場所も危険なので補聴器は持ち込めませんので注意が必要です。

防水補聴器のおすすめメーカー

おすすめするのがシーメンス・シグニア補聴器の防水補聴器です。シーメンス・シグニアの補聴器にもナノテックコーティングが施されています。

補聴器メーカーのシーメンス・シグニアの耳あな型補聴器には、アクアプロテクという防水オプションが用意されています。
耳あな型補聴器内部に水分が入らないような特殊な加工を施します。
このアクアプロテクトをオプション追加することで耳あな型補聴器にも防水性能を搭載できるんです。

耳あな型補聴器でより安心できます!

アクアプロテクト

オプション追加 6000円

 

まとめ

補聴器は汗や水に対して注意する必要があります。
補聴器は毎日身につけるので色んな環境で使う事になります。
急な雨や、気温の急激な変化など。補聴器は精密な機器なので
気温の高い場所、低い場所で使う事でも故障につながる事があります。
今回紹介した防水補聴器は温度差の激しい過酷な環境で使用される方はもちろん、
スポーツをされている方、水に濡れるのが心配な方まで、安心して使用できます。
防水機能もどんどんよくなってきているので故障率もかなり減少しています。
ただし、完全防水ではないので注意が必要です。
スポーツ中に使用される方、これからの暑い季節の対策にも防水補聴器を試してみませんか?

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