クロス補聴器とバイクロス補聴器の違いと体験談の感想について

片耳が聞こえない人(一側性難聴)の解決策としてクロス補聴器とバイクロス補聴器の2種類の調整方法があります。体験談の感想も紹介します。クロスは片耳が聞こえなくて、もう片方が聞こえている方の調整法です。バイクロスは片耳が聞こえていなくて、もう片方も多少の難聴のある方の調整法です。クロスとバイクロスの適応される聴力と症例をわかりやすくご説明します。

まず片耳が聞こえない(一側性難聴)のクロス補聴器に関して詳しく知りたい方はコチラをご覧ください。

クロス補聴器とバイクロス補聴器の違いってなに?

クロスもバイクロスも装着する補聴器は同じです。聴力によって調整方法が違うだけです。

聞こえない側にクロス補聴器を装着して、聞こえる側に従来の補聴器を装着します。見た目の違いは全く変わりません。難聴の条件、聴力の状態によってクロスになるのかバイクロスになるのかわかれるのです。
 クロス補聴器 
クロス補聴器は片耳が聞こえていなくて、もう片耳が健康な耳の場合に適応されます。
 バイクロス補聴器 
バイクロス補聴器は片耳が聞こえない耳でもう片方の聞こえる耳も難聴がある場合に適応されます。

 両耳とも難聴で片耳がより聞こえない場合はバイクロスが適応されるのです。

クロスとバイクロスの聴力データを参考しましょう

一般的なクロス補聴器が適応される聴力データです。

上の聴力データはクロス補聴器が適応される場合を表しています。右耳は0dBですので健康な聴力です。左耳は105dBで全く聞こえていません。

  • 右耳は健康な聴力です。
  • 左耳は聴力が残っていなくて聞こえていません。

クロスが適応される時は片耳が健康な聴力で、もう片方が60dB以上の難聴の時が効果的です。(個人差はあります。)

バイクロスが適応される聴力データ

上の聴力データはバイクロスが適応される場合を表しています。聴力データを見て気づかれた方もいると思いますが、右耳は先ほどの0dBではなく56.25dBの中度難聴です。左耳は105dBで全く聞こえていません。

バイクロスの場合は聞こえている方の耳も軽度~中度の難聴になります。

  • 両耳の左右の聴力差が35dB以上ある場合(個人差はあります)
  • 聞こえにくい側が65dB以上ある場合(個人差はあります)

バイクロスは聞こえていた側の耳も難聴になっている方に適応されます。聞こえている側も難聴でありますから当然クロス補聴器の方よりもバイクロスの方が言葉の聞きとりがよくありません。

なぜバイクロスのような聴力になるのか

なぜバイクロスのような聴力になるのでしょう?

一側性難聴は突発性難聴やムンプス難聴(おたふく風邪)、ウイルス性、外傷性、先天性難聴など何らかの原因で元々聞こえなくて、もう片方の聞こえている側は正常であったのが、時が経つにつれて難聴になったことが一番可能性として高いと考えられます。人は年齢と共に徐々に聞こえなくなります。なのでバイクロスは若い方よりも高齢の方が比較的多いです。

片耳が聞こえていない一側性難聴で今まで聞こえている片耳だけを頼りに生活されて来たと思いますが、その聞こえていた耳の方も年齢と共に聴力が低下したということです。

片耳がまったく聞こえていなくてもとても不便なのに、バイクロスの適応される方は聞こえている側も難聴なので、その苦労は本当に大変だと思います。

※一側性難聴で補助金(身体障害者手帳)の申請を調べられている方はコチラをご覧ください。

バイクロスはクロスよりも聞き取りが困難な理由

クロス補聴器は片耳が正常なのに比べて、バイクロスは聞こえている側の耳も難聴であります。

 

 

 

 

 

左はクロス補聴器の適応された聴力データで右はバイクロス補聴器が適応された聴力データです。

写真でもわかるようにバイクロスが適応される方は右耳の聴力はが落ちていることがわかります。

この聴力データの場合はクロス補聴器の正常な耳の言葉の聞き取る能力は100%ありますが、バイクロス適応の場合は聞き取る能力が中度難聴なので正常な耳の方に比べると聞きとりの能力が落ちてしまいます。なのでバイクロスの方になると言葉の聞きとりがクロスよりも困難になるのです。

バイクロスの調整法は一石二鳥な優れものなんです!

バイクロスが適応される上記のような聴力の方の為にバイクロスの調整が非常に画期的なんです。

通常クロス補聴器は聞こえない側の音を聞こえる側へ飛ばします。聞こえている側の耳で両方の音を聞きとる調整方法です。

バイクロスの調整もそれと同じなのですが、聞こえている側も難聴であるので、その聞こえている側の難聴も補聴器で補正させるのです。一石二鳥な調整方法、

 それがバイクロスの仕組みです。

バイクロスを使用した人の感想

大阪聞こえ補聴器ではクロス補聴器の体験談をお客様の声として掲載しております。下記の女性のバイクロスの感想です。

※掲載に辺りお客様からは承諾を得ております。


53歳 保育園勤務 営業 女性

  • 原因 左耳 交通事故による外傷性
  •  / 右耳 加齢による難聴
  • 聴力 左耳 105dB(聾啞) / 右耳 56.25dB
  • 主訴 仕事でのコミニケーション、会議や多人数で会話することが多い。
  • 購入した補聴器 右耳 フォナック オーデオB-13 B90(Phonak Audeo B-13 B90)受信機 / 左耳 フォナック クロスB13 (Phonak CROS B-13) 送信機
  • 一式価格 602,600円 → 特別値引き 542,340円にて販売。電池10パックとD-DRY乾燥機サービス。

お客様の悩み 

30歳の頃に交通事故により左耳の耳小骨を損傷してしまい全く聞こえなくなりました。右耳の聞こえる方の耳を頼りにして片耳で生活しております。左耳が聞こえないストレスから、さらに聞こえていた右耳まで最近は聞こえなくなってきています。

50歳に入った頃から右耳の聞き取りも悪くなりだした自覚がありました。保育園に勤務しており会議が非常に多くて内容がわからなくて困っています。またお子様とのコミニケーションでも後ろから園児に話しかけられたり、小さい子は早口で話しかけるので言っていることが理解できないことが多くなっています。

今回、インターネットで片耳が聞こえない難聴のことや、バイクロスの存在を知って思い立ちました。一度クロス補聴器をレンタルしてもらえたら助かります。


体験した感想

はじめは半信半疑で説明を聞きました。左耳は全く聞こえていないのでほとんど諦めていました。クロス補聴器が難しければ、右耳にだけ補聴器でも着ければと思っていました。とりあえず店員さんのオススメするフォナック Audeo B90 -13を右耳に、左耳にCROS-B-13を装着しました。

まず驚いたのは、左側からの音が右側から聞こえることでした。実際のところは左耳で音を聞くのではなく、左側の聞こえない方角の音を右で聞くこと。右耳だけで両方の耳を聞き取る。その感覚がとても不思議でした。それが人ごみにいくと音の方向感もわかるようになりましたし、ガヤガヤした場所でも言葉がハッキリと聞き取れるんです。今までよりも遥かに聞き取りが良くなりました。会議はもちろんのこと苦手だった飲み会などの賑やかな場所でも会話がわかりやすくなり、積極的にお友達の会話に入ることができて喜んでいます。不思議な感覚はありますが、1日でそれは慣れました。

わたくしみたいに片耳が聞こえない難聴でお困りの方がいましたら、バイクロス補聴器をおすすめしたいと思います。大阪聞こえ補聴器さんは親切な対応で説明も非常に上手でありました。また1週間ほどお貸出しをさせて頂き、自分が得心してから販売して頂けたので安心して買い物が出来ました。これからも宜しくお願いいたします。

バイクロス補聴器のまとめ

クロスもバイクロスも装着する補聴器は同じです。聴力によって調整方法が違うだけです。

 クロス補聴器 
クロス補聴器は片耳が聞こえていなくて、もう片耳が健康な耳の場合に適応されます。
 バイクロス補聴器 
バイクロス補聴器は片耳が聞こえない耳でもう片方の聞こえる耳も難聴がある場合に適応されます。

バイクロスの場合は聞こえている方の耳も軽度~中度の難聴になります。

  • 両耳の左右の聴力差が35dB以上ある場合(個人差はあります)
  • 聞こえにくい側が65dB以上ある場合(個人差はあります)

クロス補聴器は片耳が聞こえなくて、もう片方の耳が健康な耳の方にオススメする補聴器です。それと異なりバイクロス補聴器は片耳が聞こえなくて、もう片方の聞こえている耳も難聴になってきた人にはおすすめの調整方法です。

まったく聞こえない側の音は聞こえる側に音を送信して片耳で両方の音を聞きとり理解する新しい調整方法です。また聞こえる方の耳の難聴も補聴器できちんと補なってくれます。

クロス補聴器モニターキャンペーンはコチラ

※クロス補聴器キャンペーンは4月29日まで開催しておりましたが、大好評につき8月10日(木)まで延長することになりました。

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大阪聞こえ補聴器ではクロス補聴器とバイクロス補聴器に力を入れております。突発性難聴、ムンプス(おたふく風邪)、外傷性の難聴などで片耳が全く聞こえなくてお困りでしたらご相談ください。クロス補聴器の貸出や体験なども行なっております。お気軽にお問い合わせください。