補聴器のお手入れ

補聴器のお手入れ・メンテナンスについて

補聴器はあなたの聞こえを守る大切はパートナーです。精密機械ですので、正しくていねいに扱って、上手に使いこなしてください。ちょっとした心づかいで、あなたによりよい聞こえをより長く運んでくれることになるのですから、大切にいたわって使いたいですね。

補聴器は何年くらい使えますか?
おおよそ4~5年といわれています。但し、使い方、耳の状態、日々のお手入れの仕方によって耐用年数は異なってきます。場合によっては1年以内で使えなくなることもありますし、点検・修理をしながら10年以上お使いになる人もいます。もし故障しても修理が出来ますし、器種やメーカーによっては保障で修理が可能な場合もあります。

初めて補聴器を購入される場合は必ずご自身の耳の状態をお伝えください。耳垢が湿っている、耳垂れが出る等の症状があり、しばらく耳鼻咽喉科医にかかっていない場合は、事前に耳鼻咽喉科専門医で耳の状態を診ていただいてからご来店ください。あなたの耳の状態に合わせて、器種の選定法やお手入れの仕方等をご説明させていただきます。

あなたの聞こえのパートナーとして、半年に一度は定期点検やクリーニング、故障の有無のチェックを受けることをおすすめします。ただし、聴力が大きく変化した場合は、調整してもあなたの聞こえに合わないこともあります。

補聴器はどうやって動いているのですか?
補聴器は電池で作動します。ポケット形補聴器の電池は、アルカリやマンガン電池の単3や単4電池です。耳かけ形補聴器や耳あな形補聴器には空気電池という円形のボタン電池を使います。
補聴器は水や汗に弱いと聞いたのですが?
補聴器は精密機器なので、水や湿気に弱く、汗をかいたり、湿気の多い洗面所などに置いたりすると、補聴器の劣化につながります。水にぬらさないようにご注意ください。洗顔や入浴時には必ずはずしてください。暑い季節やスポーツ時などに、汗をかいたときにはこまめにふき取ってください。乾燥ケースも別売りされていますので、夜間就寝時などの使わないときはケースにしまい、湿気を防ぐのもよい方法です。但し、空気電池は乾燥が苦手なので、乾燥ケースに入れないでください。

また、メーカーによっては汗や汚れがつきにくいように表面を撥水加工した耳かけ形補聴器や装着したままプールに入れる高度な防水補聴器も誕生しています。

→Q&A空気電池
→撥水加工した耳かけ形補聴器(商品ページ)へ

うっかり、補聴器を水の中に落としてしまったのですが
お風呂やプールでうっかりはずし忘れていて水の中に落とすということを時々耳にします。その場合はすぐに電池をはずして修理に出してください。このとき、「水に落とした」ことを必ず伝えるようにしてください。これは完全な修理を行うためにとても大切なことです。また、補聴器は精密機器ですから、高いところから落とすことも禁物です。
買った後のアフターサービスは受けられますか?
調整(フィッティング)を経て使い始められた後も、フィッティングとアフターサービスこそ補聴器の価値を左右するものだと考えています。アフターサービスには補聴器の修理・点検や、聴力が変わった場合の、それに対応した再調整などが含まれます。

また、補聴器には一定期間の保証制度(メーカー保証)があります。故障が発生した場合や聞こえの状態がおかしかったり、つけてみてしっくりしない場合には、保証期間内であれば無料で修理・再調整のサービスが受けられます。保証内容を確認して積極的に利用しましょう。

さらにご購入後も、認定補聴器専門店【関西きこえ補聴器】では、保管されているお客様カード記載の情報により、最適な聞こえの環境をいつでも再び提供することができます。

補聴器の故障の原因はなんですか?
故障の原因には以下のようなものがあります。

1.使用環境による故障
補聴器は、例えば調理師や漁師さんなど水をよく使用する環境での職業は、湿気の多い場所での使用により故障する場合があります。

2.汗による故障
耳かけ式補聴器は耳にかける補聴器なので、梅雨時や汗をかいた時、補聴器本体の中にしみこみ部品が腐食するケースがあります。

雨や、汗で補聴器が湿った場合は、乾いたハンカチややわらかい布等でふき取り、乾燥剤の入ったケースに保管することをお勧めします。
3.耳あかによる故障
耳あかが音の通り道(音道)に詰まることにより起こる故障です。爪楊枝などの細い棒で音がでる孔を掃除してください

4.落下衝撃による故障
各補聴器メーカーは、補聴器の落下テストを行いながら開発をしておりますが、落下による衝撃は補聴器に大きなダメージを与えますので、普段からできるだけ、硬いもの(コンクリート、床)の上に落とさないようにご注意ください。

5.劣化による故障
耳あな形補聴器、耳かけ形補聴器のレシーバーやマイクに使われているゴム製、ウレタン系の部品は購入してから数年経ちますと、使用による磨耗劣化をおこします。ご使用になればなるほど、劣化は進みます。ご購入された販売店で定期的な点検をすることをおすすめします。

6.結露による故障
冬季には室内温度と外の温度の違いにより、窓に水滴が付くこと(結露)があります。同じように補聴器でも耳の中の温度と、耳の外にある補聴器本体に温度差が生じ、補聴器の内部や、耳かけ形補聴器の音を導く管(チューブ内)に水滴が溜まる(結露)ことがあります。 これによって補聴器の音が弱まったり、音が出なかったりする場合があるので、補聴器の保管を徹底するか、補聴器を購入された補聴器店でお手入れをすることをおすすめします。

補聴器の修理は購入後何年ぐらいまでできるでしょうか?
各メーカーとも、補聴器の補修部品は、その補聴器が製造中止、もしくは、販売完了になってから5~7年間は保有しているのが一般的です。

補聴器の補修部品の保有期間については特に法律で定められていないので、補修部品の保有期間は各補聴器メーカーによって異なります。 各補聴器メーカー、もしくは、購入された補聴器店にお確かめください。

耳あな形補聴器の場合、耳あかがよく詰まりますが対策はありますか?
耳あな形補聴器にとって耳あかの詰まりは大きな問題です。補聴器から音が出る孔に耳あかがつまると、補聴器が正常に機能していても正常に聞こえなくなり、故障と勘違いされる人も多くいます。

各補聴器メーカーでは補聴器に耳あか除去、あるいは、耳あか防止チップの交換が簡単にできるような工夫を施しています。耳あかには、カサカサのタイプや飴状で除去することが困難なものまでありますので、対処法・補聴器の掃除のしかた・チップの交換法などについてはご購入された補聴器店にご相談ください。

補聴器のお手入れはどのようにすればよいですか?自分でできるお手入れ方法を教えてください。
補聴器は小さな精密器械ですので、基本的には購入された販売店で、お手入れやクリーニングをしてもらうことをおすすめします。

補聴器を使用していないときは、普段から専用の湿気を取る乾燥剤の入ったケースに保管することが大切です。この場合、電池は本体から取り出して、本体の電池収納部のふたを開けた状態で入れてください。(電池は乾燥ケースには入れないでください。)

補聴器をご自分でお手入れする場合は、各メーカーの補聴器の取り扱い説明書に従って行うことをおすすめします。お手入れの際は、補聴器の落下による損傷を避けるため、布などのやわらかいものの上で行ってください。また、補聴器の種類によりお手入れの方法は違いますので、お使いの補聴器別のお手入れ方法をご参照ください。

耳あな形補聴器のお手入れ

補聴器は耳の中に入りますので、耳アカや体の脂分にふれることになりますのでいつも清潔を心がけましょう。あまりにひどく汚れがたまった場合は購入店で点検・修理をしてもらいましょう。1年に1回は購入店に点検に出すことをおすすめします。

特に耳あな形補聴器は補聴器の音が入る部分(マイク)と出る部分(音口や耳せん)の穴に耳あかが詰まると、補聴器の音がきちんと耳に伝わらずに音が途切れたり、故障の原因となります。毎日の使用後には音の出る穴の先端を下に向けて専用の耳あか掃除ブラシややわらかい布なので掃除してください。また、「聞こえ」が不安定なときは、電池接片を点検してみることも必要です。電池接片に電池のシールのノリが付着し、接触不良をおこしていることもあります。冬など寒いときに湿気にさらされると、音孔部分が結露することもあります。この場合は乾燥剤等で補聴器を乾燥させ水分を除去します。

→Q&A耳あな形補聴器

耳かけ形補聴器のお手入れ

耳かけ式補聴器は本体とは別に、耳に入れる耳せんに汚れや耳あかが詰まっていないかチェックします。補聴器本体のフック(耳にかける部分)の汚れをアルコールを浸した綿棒などで除去してください。ひどいときは、補聴器店で交換する必要があります。また、補聴器本体から、音を耳に伝える音道部分のチューブに冬場など、外気温が下がると温度差により結露(水滴が溜まること)が生じる場合があります。結露が生じた場合はチューブをはずし、水滴を取ってください。夏は汗が補聴器に付着するので、故障が多くなります。こまめに乾いたハンカチや、やわらかい布でふき取ることをおすすめします。

→Q&A耳かけ形補聴器

ポケット形補聴器のお手入れ

イヤモールドや耳せんに汚れや耳あかが詰まっていないかチェックします。イヤモールド耳せんの中に耳あかが詰まっている場合は、本体から取りはずしてブラシで耳あかを除去するか、中性洗剤で洗浄をしてください。また、補聴器本体のマイク部分にホコリや汚れが付着しますと音が出ないか、弱くなります。 ブラシでマイク部分の汚れを除去してください。

→Q&Aポケット形補聴器

イヤモールド(オーダー耳せん)・耳せんのお手入れ

まず、耳せんを本体から取りはずします。中性洗剤をぬるま湯に少量入れ、その中で、イヤモールドや耳せんの孔を爪楊枝などの細い棒で掃除、洗浄すると良いでしょう。

→Q&Aイヤモールド

補聴器の分解掃除のメリットはありますか?また補聴器の点検は、何ヶ月に一度すればよいでしょうか?
補聴器は汗、湿気、ホコリ等の原因により、故障につながることが多くありますので、 定期的に(2年に1回程度)分解掃除(オーバーホール)をすることをおすすめします。

特に、耳かけ形補聴器は汗等により、補聴器内部が腐食しやすいので、分解掃除をおすすめします。
補聴器を購入された販売店にお問い合わせください。また、補聴器の点検は、使用頻度や使用環境によって違いますが、 3ヶ月に1度程度、購入された補聴器店で点検やクリーニングをされると、補聴器の長持ちにつながります。

補聴器用空気電池(ボタン電池)について

→空気電池商品ページ

補聴器に入れた電池はどのくらい長持ちしますか?
補聴器のタイプや使い方によって一概にはいえませんが、おおよその目安として1~2週間程度です。また、消耗すると急に音が止まってしまう性質の電池もありますので、常に予備の電池を用意して補聴器といっしょに持ち歩くことをおすすめします。

補聴器の電池寿命
取扱説明書に表示されている電池寿命の時間は、規格で決まっている設定で補聴器が消費する電流から計算されています。また、お使いになる環境や季節、補聴器のボリューム、調整状態によっては表示された寿命時間より短くなることがあります。

一度シールをはがした空気電池に、再びシールを貼った場合、電池の消耗を減らすことができますか?
補聴器の空気電池は空気中の酸素を使って発電する電池です。シールをはがすことで、電池の空気穴から酸素が取り込まれて機能します。また、空気電池は一度シールをはがすと放電が始まり、使わなくても消耗してある一定期間を過ぎますと電池がなくなってしまいます。

また、冬は気温が低いため、電池にとっては厳しい使用環境といえます。空気電池の特性上、二酸化炭素の影響も受けやすいため、気をつけないと通常よりも早く消耗することがあります。使用しない時に最初に貼ってあったシールを貼れば電池の劣化を抑えることができ、長持ちさせることができます。ただし、他の粘着テープは不具合の原因になることがあるため使用しないでください。基本的にはご使用になるときにシールをはがし、その電池がなくなるまでお使いになってください。空気電池を賢く使って補聴器の性能を活かしましょう。

使用済みの空気電池はどこへ捨てればよいのですか?また、どのように捨てればよいのですか?
使用済みの補聴器用空気電池は、お求めになった販売店にお持ちいただければ、販売店経由で電池メーカーに返却しリサイクルします。また、補聴器店、電器店、時計店、カメラ店等にボタン電池回収箱が設置されていますので、回収箱に入れてください。

その際、電池がショートするのを防ぐため、電池のプラスとマイナスをセロハンテープなどで絶縁してから、回収箱に入れてください。ご協力をお願い致します。